ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理(第9版)
「ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理(第9版)」を読了しました。
本書は、投資の世界で知らない人はいない、字句通りのバイブルです。
バイブルたる所以は、主に以下の通りですが、その理由に事欠くことはありません。
- 初版が約30年前に執筆されたにもかかわらず今もなお改訂され続けていること
- 平易に書かれていること(読み物としては難しいですが…)
- 理論に裏打ちされた内容であること
- 著者自身がインデックス・ファンドというアイデアの提唱者であること
長期投資は、インデックス・ファンドやETFによって適切に分散されたポートフォリオのバイ・アンド・ホールドが最も成功する確率の高い方法だと断言します。
本書に限っては、一字一句の重みが異なり、きちんとした裏付けと説得力、そして30年間の実績があります。
日本では、1990年代のバブル崩壊が記憶に新しいですが、こうした景気循環が"東インド会社"の時代から起こっていることを解説していたり、人々があらゆる商品に一獲千金を賭けてきた歴史を面白く書いていたりと、読み物としても飽きることがありません。
本物のバイブルとして、これからも本書を何度も読み返すことになりそうです。
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