公認会計士が教える年収の4割を貯蓄する方法
公認会計士が教える年収の4割を貯蓄する方法を読了しました。
本書は、著者の実体験を基に、収入増だけに頼らず、独自の視点でお金の使い方を見直している点が興味深いと感じます。
また、公認会計士の仕事を通じて、お金が貯まるか否かのカギは、企業も個人も同じだと断言しています。
著者が公認会計士の資格を得た時点では、家計は「債務超過」だったとのことです。
そして、速やかにローンを返済するために、お金の使い方を過去・現在・未来の3つのノートに記録し、それを見て無駄遣いを認識し、余計な支出を効率的に削減していく様子が描かれています。
家計簿とノートの違いは、記録の頻度や正確さよりも、記録そのものを習慣づけ、将来の支出にも気配りする点にあります。
また、度が過ぎると長続きしなくなってしまうため、とにかく無理をしないことが重要だと強調しています。
本書を読んでいると、支出削減とダイエットは非常に良く似ていると感じさせられます。
レコーディング・ダイエットと同じ理屈で記録を残し、無理せず継続することが重要という点でも、両者は一致しています。
大雑把な性格のほうが無駄を削れる可能性も高くなり、日常生活の贅肉をそぎ落とすだけで、収入の4割を楽に貯蓄できそうだという気持ちにもなります。
著者の方法とアプローチこそ異なるものの、自分自身も今までに同様の経験をしており、一つ一つの作業に意味を見いだせます。
「見える化」は、決して他人に見せるためではなく、自分が見るために行うものだと再確認しました。
コメントを表示します