日経TRENDY 2012年2月号
「日経TRENDY 2012年2月号」を読了しました。
本書は、クレジットカードと投資の両特集ともに、ボリューム感のある内容となっています。
クレジットカードは、業界の環境が悪化しているため、各社が揃ってポイントシステムを手直ししています。
その影響で、一昔前までお得だったクレジットカードが、今や他のクレジットカードに大きく見劣りするというケースも、頻繁に見られるようになりました。
その変化に伴い、特集では、お得なクレジットカードを再検証しています。
具体的には、メインとサブの2枚に分散して、互いのメリットを補完するよりも、メインの1枚に集中して、最大限のメリットを享受すべきではないかという観点に基づいています。
一方、投資は、全般的に広く浅く、円定期預金から国債や社債、株式、ETF、投信、金投資まで、および生命保険の長所と短所をレビューしています。
概ね、「このカテゴリー内ではこの商品が良い」という書き味であり、商品単位の良し悪しは分かりやすく記載されています。
しかし、投資環境の全体を俯瞰するには至っておらず、いつ何にどれだけ投資するというような、具体的な投資方針まで落とし込めていません。
要所要所でポイントを押さえているだけに、この点は残念です。
とはいえ、馴染みのない商品の知識を得たり、馴染みのある商品のメリット・デメリットを再確認したりできる点では、横並びで見比べやすく、一覧性が高いと言えます。
なお、特別付録として、キングジムのショットノートMサイズ特別版が同梱されており、文具の特集にも興味深く目を通しました。
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