バリュートラスト|価値を生む・未来を託す・投資を歩く

実践重視の投資と家計管理の記録、運用管理に役立つアセットツール、最新ニュースをお届けする投資ブログです。

家計管理の方法は人それぞれですが

家計管理のイメージ

読者の皆様には、コツコツ投資を始める際に、毎月どうやってその原資を捻出するか、という壁に突き当たった方もいらっしゃることでしょう。

家計管理せずともコツコツ投資が続くのであれば、収入に余裕があったり、以前よりコツコツ貯蓄を続けていらっしゃったりするのでしょうから、それはそれで結構なことです。

一方、私の場合を例に挙げますと、支出が常に収入を上回るという悪循環の中で、中途半端に個別株の売買へと手を出し始めた途端にリーマンショックを迎え、どうにも首が回らなくなったところからコツコツ投資を始めました。

貯蓄の大半は個別株の売買に消えており、わずかに手元に残った虎の子の個別株が、コツコツ投資の原資となりました。

とにかく全部!

資産を大きく減らした上に貯蓄が消えたとあって、さすがに焦りました。コツコツ投資はさておき、収支の改善が急務でした。

そこで仕方なく、嫌々ながらも、買ったまま放置していた家計簿ソフトMicrosoft Moneyを2008年より使い始めました。

自分で言うのも変ですが、私は物事の決断が遅いながらも、決断したことはキッチリやり切らないと気が済まない性分です。

そのためもあるのか、2003年に社会人になった以降のレシートを、何かのためにと保管していました。そして、それをすべて家計簿ソフトに入力したのです。

一気に過去5年分のデータが貯まり、早速、分析作業へと取り掛かりました。目的は、過去の支出の傾向を掴み、無理なく収支を改善できる方法がないか検討するためでした。

無駄遣いを減らす

すると、驚くほど次から次へと無駄遣いが見つかりました。高額な外食を続け、コンビニで弁当や飲み物を大量に買い、少し帰りが遅くなるとタクシーを利用し、と枚挙に暇がありません。

自身としては節制していたつもりでも、家計簿の数字は嘘をつきません。

私の場合、収支の改善は簡単でした。気になった無駄遣いの項目をしないよう注意するだけで、目に見えて成果が挙がりました。

自分自身で無駄遣いだと思っているので、無理して控えるといった意識も働きませんでした。これだけのことで、収支がプラス5万円程度まで改善しました。

そして、捻出した5万円をコツコツ投資へと振り向けました。貯蓄は底をついていましたが、当面の生活には困らないだろうと判断したからでした。

今となっては、この判断が正しかったのか怪しいですが、ここで蒸し返しても仕方がありません。

さらに支出を減らす

さて、コツコツ投資がようやく軌道に乗り始めました。今度の目標は、投資と貯蓄の両立です。この時点で貯蓄に回せたお金は、毎月1万円に満たない額でした。

次に、収入を増やす道と、支出を減らす道のどちらを選択しようか思案しました。収入を増やすには残業を増やすしかないのですが、正直なところ、仕事は残業する以前にしんどい状態が続いており、あまり無理をしたくありませんでした。

そこで、再度、支出を減らす道を選んでも問題ないか、家計簿ソフトの判断を仰ぐことにしました。

無駄な支出は、既にある程度減っているため、細目まで踏み込んでいきました。すると、電化製品と食費への支出が大きいことが分かってきました。

電化製品は、特にパソコンと周辺機器への支出が突出しており、節約の余地があると判断しました。

エンゲル係数は、平均で10~15%、最大で25%近くに達する月もあり、実家暮らしの割には負担が大きいと考えざるを得ませんでした。

実行する

原因が分かると、意外と簡単に行動へと移せるものです。

電化製品は現在あるもので足らせるようにし、食費はダイエットも兼ねて、食べる量そのものを控えめにしました(お金の節約よりダイエットのほうが辛かったです…)。

すると、あれだけマイナス続きだった収支が、プラス8万円までに改善しました。

ここまで来ると、コツコツ投資の5万円が無理な金額でなくなり、貯蓄にも安定的に2万円程度を回せるようになりました。

時々、メリハリをつけるために支出を増やしても、年間の収支には、ほとんど影響がなくなりました。ようやく、人並みの家計管理ができるようになったのです。

さらにさらに

その後も、主に収入が減る度に家計簿ソフトで分析・検討し、主に支出を削ぎ落すという作戦を繰り返し、かなり身軽になりました。

現在の毎月の固定費は、実家に入れるお金や個人型確定拠出年金の掛け金、国民年金、健康保険、通信料金を合わせて12万円程度のため、その他諸々を含めても、月15万円程度の手取り収入があれば、ひとしきりの生活が成り立ちます。

明確な目的があったおかげで、生活レベルを落とすのも、それほど苦にはなりませんでした。言い換えれば、それだけ無駄が多かったのでしょう。

また、家計簿を振り返って次の行動に移すというPDCAサイクルを月単位で高速回転するため、無駄がみるみる減っていくことに快感さえ覚えるようになりました。

こうして、家計簿をつけることが習慣になり、収入が減っているにもかかわらず、暮らし向きがぐんと良くなりました。

目的と手段

私の一例が、読者の皆様にもそのまま適用できるわけではないと思いますが、主に支出の管理でお悩みの方には、目下の支出の一つ一つを気にする前に、目標としている支出額がそもそも妥当か否かを確認されてみると良いかもしれません。

無理な支出額を達成しようとすると、至るところに無理が生じます。達成できない目標を掲げても意味がありませんし、達成できずにストレスを抱えるだけにもなりかねません。

私は、「しくみ」マネー術の方法をアレンジして家計管理していますが、書籍通りのやり方もありますし、「袋分け」でお金に色を付けるやり方もありますし、月間でなく年間で支出額を決めるというやり方も考えられます。

収支のバランス

支出となると、どうしても近視眼的に捉えがちですが、大局を見ていかないと、減らせるポイントも見つかりにくいものです。

また、支出を減らすことだけに意識が向いて、だんだんと気持ちが疲弊していくのも避けたいですよね。

中には、住居を変えたり、車を手放したりするなどの重い決断が必要になるかもしれません。

それでも、家計管理の要諦は、収入に見合った支出を考えることであり、重い決断を避けるならば、その他にしわ寄せがいくことを覚悟するしかありません。

慣れてくると、こだわりたいものと妥協できるものの見分けがついて、自然と色々なものを天秤にかけられるようになるのですが、これも一朝一夕で身につくものではなく、時間と経験を要します。

ですから、いきなり重い決断をするのは避けるべきでしょう。

生活を楽しむ

最初は、家計簿をつける癖がつくまで苦労しますが、そこから一歩踏み出し、自分なりに支出が抑えられるようになって、投資なり貯蓄なりにお金が回せるようになると、だんだんとPDCAサイクルを回すのが楽しくなってきます。

すなわち、毎日の生活が楽しくなるのです。

家計簿をつけ、家計管理をしたおかげで、生活をより一層楽しめるようになったという方が増えれば良いなと、私は思っています。

なお、家計の状況の推移については、IR情報にまとめています。また、Microsoft Moneyとの連携にも便利なアカウントアグリゲーションサービスのマネーサウンドを開発・公開しています。

ソーシャルボタン

  • ツイート
  • シェア
  • LINE
  • ブックマーク
  • Pocket

関連記事

前後記事

前後の記事を表示します

コメント

コメント投稿時のメールアドレスは一般公開されませんのでご安心ください。

コメントを表示します

口座開設

相互リンク

  • 直近30日間の訪問数の多い順に表示します
  • 直近12時間の更新日時の新しい順に表示します

ツイート

  • ツイートの新しい順に表示します