宝くじは投資?保険?
私は、唯一のギャンブルとしてジャンボ宝くじを楽しんでいますが、ニュースなどを見ると、かなりの金額を投入して一攫千金を狙っている方もいらっしゃるようですね。読者の皆様はいかがでしょうか。
中には、共同購入して当せん金を分け合うという、投資信託のような仕組みを運用しているグループも存在するようですが、こちらはトラブルが多いそうですから、ご用心ください。
さて、投資ブロガーの方々は、コツコツ投資を含む様々な投資スタイルをお持ちですので、宝くじを投資対象とお考えの方がいらっしゃるか、興味本位で調べてみたのですが、残念ながら見当たりませんでした。
仮にジャンボ宝くじを1ユニット丸ごと購入したとしても、その半額程度の当せん金しか戻って来ないのですから、それが合理的な判断です。
1等が当たれば、投入金額以上の収益を得られそうに錯覚してしまいますが、現実は厳しいものです。
保険と似ている?
ところで、私が社会人になりたての頃、多くの先輩社員から何度も生命保険を勧誘されたのですが、大学時代に身につけた金融リテラシーを盾に、すべて断っていました。
おかげで一度も生命保険料を支払うことなく今に至っているのですが、そのような経緯からか、保険と宝くじを同列に並べて、非常に良く似た商品だと思うことがあります。
どちらも、支払った掛け金(賭け金)は損失となりますが、万一の事態が起こると、巨額のお金が転がり込みます。
保険は不幸に対して収益が発生しますが、宝くじは幸福に対して収益が発生するという点が、両者の唯一の違いに見えるのです。
保険にも、養老保険や変額年金保険といった、貯蓄ないし投資のような性質を併せ持つものはありますが、特別なメリット(利回り)のある商品は存在しないようです。
捉え方によっては
保険を真っ当な投資対象と考えるのが難しいように、宝くじを投資対象と考えるのも、いささか無理があるのかもしれません。
一方で、少額掛け捨ての幸福保険だと捉えれば、宝くじを購入することに合理性があるとも考えられます。様々な捉え方があると思いますが、私はこの解釈が気に入っています。
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