バリュートラスト|価値を生む・未来を託す・投資を歩く

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現金を持たない生活が7年続いています

クレジットカードのイメージ

読者の皆様は、今、お財布の中に現金がどれくらい入っていますか。

私は、少しでも多くの収益を得るために、利息を生まない現金は、極力持たないようにしています。したがって、今、私のお財布の中に、現金は1円たりとも入っていません。

無論、支払手段がなければ生活に支障をきたしますので、現金の代わりにクレジットカードや電子マネーを活用しています。

特にクレジットカードは、わずかながらも支払いを先延ばしにできるため、その間に預金が利息を生んでくれます。

支払回数は言うまでもなく、利息の発生しない1回払いのみです。

現金と同様に、電子マネーも利息を生みませんが、チャージや支払い時にクレジットカードのポイントなどが貯まり、何らかの手段で生活に還元できるため、少額であれば、持っていても損はしません。

決めたら徹底する

現金を持たないと決めたのは、2008年の秋頃でした。リーマンショックで資産を大きく減らし、生計を立て直す過程で、投資ではインデックス投資・コツコツ投資に目覚め、家計では現金の無駄遣いに気づきました。

現金での買い物は、得てして必要のないものが多いと実感したのです。

当時は、あくまでも主観ですが、相当に深刻な状況でしたので、あらゆる方面であらゆる手段を尽くし、収入の確保と支出の削減を両立するのが急務でした。

現金を持たない生活へ移行するのも、その一環でした。

また、現金は常に出入りするため、収支の把握が難しく、家計簿をつける上で非常に厄介な存在であったことも、さらに拍車をかけました。

移行した途端に、現金払いのみのお店には行かなく(行けなく)なりました。今とは違い、当時の大手コンビニ業界では、セブンイレブンが現金払いのみでしたので、セブンイレブン派からローソン派へと転向したりもしました。

病院など、現金払いがやむを得ない場合にのみ、その都度ATMより必要な金額を引き出し、支払いが済んだらすぐさま、残額をATMへと預け入れています。

クレジットカードや電子マネーを多用し、現金を使わなくなる方はいらっしゃると思いますが、私の場合は発想が逆転しています。現金を持たないために、クレジットカードや電子マネーを多用するのです。

そのような「現金を持たない主義」の生活を始めて、まもなく7年を迎えようとしています。

どれだけ現金を持たなくなったか

早速、これまでの年次の実績を振り返ってみたいと思います。月次分は、翌月初の集計時にTwitterFacebookで公開していますので割愛します。

お財布の中に入っている毎日の現金の残高を集計し(集計作業は月次で行っています)、合計金額を日数で割り、1日当たりの平均値を求めます。これを「現金平均残高」と呼んでいます。

計算結果は、以下の通りです。なお、2015年の現金平均残高は、2015年9月30日までの数値です。

現金平均残高(円)
200381621
2004179340
2005273599
2006240074
2007108159
200849970
20095851
20106298
20112615
20121495
2013342
2014927
2015547
平均73141

現金を持たない生活へ移行した2008年を境に、現金平均残高の桁が変わっており、着実に成果を上げているのが、一目でお分かりいただけると思います。

過去から現在まで

2008年以前は、いわゆるタンス預金をしていたため、かなりの額の現金を手許に置いていました。今考えると、とんでもない無駄をしていたものです。

2013年以降は、1,000円を切っています。特に2013年は、生活に支障が出るほど徹底した年ですので、わずか342円となりましたが、これはさすがに、やり過ぎだと思いました。

したがって、最近は、仮に「金を出せ」と脅されたとしても、1,000円未満の現金しか差し出せません。法律を犯してまで現金を狙うなら、どうぞ他の方を当たってください。クレジットカードや電子マネーは、足がつくのでお勧めしません。

それは冗談として、お財布は確実に軽くなりました。今では、お財布に現金が入っていると、何となく落ち着かない気分になります。

お財布が本来の役割を果たしていませんが、良くも悪くも、慣れとは恐ろしいものです。

また、家計簿では、2008年以降、使途不明金0円を継続しています。さらに、クレジットカードと電子マネーは、現金と異なり、利用後に明細を確認できますので、必要な買い物と無駄な買い物を一目で見分けられます。

そして、きちんとデータの揃った家計簿を月1回確認するだけで、不要な買い物を控えようという気持ちが芽生えます。

未来は

私は、既に現金を持たない生活に慣れてしまったため、特に無理せずとも、問題なく日常を過ごせています。

現金が必要な時のATM通いは面倒だとお感じになるかもしれませんが、手間がかかるからこそ、なお一層、現金を持ちたくなくなります。

小口現金の生む利息は微々たるものとはいえ、塵も積もれば山となるの通り、少しずつ生活の無駄をそぎ落とすだけで、年末の飲み代くらいは浮くようになります。

ちなみに、2015年は、現金平均残高を500円未満とすることを目標に掲げています。年初に入用があって、まとまった現金を持たなければいけなかったため、少々厳しい目標だったのですが、夏以降、順調に現金平均残高を減らしています。このまま行けば、目標を達成できそうです。

そして、2015年を無事にクリアした暁には、今後も、毎年500円未満を目標として掲げ続けたいと考えています。

いずれは、2003年以降の現金平均残高が10,000円を切る時が来ると思うと、今からワクワクします。どうやら、私は数値目標を達成するのが好きなようです。

実践への第一歩を

このように現金を見える化するだけで、生活と家計管理がシンプルになることを、読者の皆様にお伝えしたいと思い、私の極端な例をご紹介しました。

ここまで徹底するのは難しいと思いますが、何か一つでも、ヒントや実践の契機にしていただけるものがあれば幸いです。

追記(2016年12月8日)

現金を持たない生活のリスクを考えるも併せてご覧ください。

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