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たわらノーロードに新興国株式とスマートベータ戦略「plus」3本の計4本が追加

たわらノーロードのイメージ

DIAMアセットマネジメントの超低コストインデックスファンド「たわらノーロード」シリーズが拡充されます。

EDINETの有価証券届出書によると、2016年3月14日より新興国株式・plus 国内株式高配当最小分散戦略・plus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略・plus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略の4ファンドが登場します。

(追記)DIAMよりニュースリリースも発表されました。

ラインナップ

表内の信託報酬率(%)は、すべて税抜です。

先進国のインデックスは、すべて為替ヘッジなし円ベースです。

名称ベンチマーク信託報酬率
たわらノーロード 新興国株式MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)0.495
たわらノーロードplus 国内株式高配当最小分散戦略(国内株式高配当分散戦略マザーファンド)0.700
たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略(先進国株式インカムプラスマザーファンド)0.850
たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略(新興国株式インカムプラスマザーファンド)0.900

ついに出た新興国株式

安房(@an_bow)さんの取材で登場が待たれていた新興国株式を、DIAMが満を持して発表しました。

これまで第一弾第二弾と来ましたので、今回が第三弾となります。

また、信託報酬率はついに、0.500%の大台を割り込みました。さらに、以下の通り、競合より0.050ポイント以上も割安に設定されています。

新興国株式
0.495% たわらノーロード 新興国株式
0.560% 三井住友・DC新興国株式インデックスファンド
0.600% 野村インデックスファンド・新興国株式(愛称Funds-i新興国株式)

なお、マザーファンドである「エマージング株式パッシブ・マザーファンド」は、2015年4月20日付の純資産総額が413億円となっており、規模も十分のようです。

「plus」の3本は様子見か

一方、スマートベータ戦略を取り入れた「plus」の3本は、ベンチマークが明示されておらず、マザーファンドの情報も見当たりませんでした。

信託報酬率は、iシェアーズ MSCI日本株最小分散ETF(証券コード1477、略称iSMSCI最小分散)や上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(証券コード1399、略称上場高配当低ボラ)の0.190%・0.250%と比べると、plus 国内株式高配当最小分散戦略の0.700%は割高に映ります。

もっとも、先進国株式や新興国株式のスマートベータ戦略は、我が国では先例がなく、興味津々です。

商品性は異なりますが、アクティブ運用のiTrust世界株式の信託報酬率が0.890%となっており、こちらは良い勝負ができそうです。

現時点では、「plus」の3本は、素性がはっきりするまで、様子見が無難といったところでしょうか。

嬉しい知らせが続いています

2015年に引き続き2016年も、超低コスト競争の波がさらに広がっています。

いずれにせよ、DIAMの積極的な姿勢には、個人投資家として頭が下がる思いです。

そして、今後のラインナップ拡充にも期待を寄せています。

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