投資損益と気分
読者の皆様も、投資損益に応じて、その時の気分が変わるという経験をお持ちだと思います。
無論、それぞれの投資スタイルによっても、気の持ちようは変わってくるでしょう。
そのため、ここではインデックス投資家・コツコツ投資家に限って、その心境を考えてみます。
3つのタイプ
両者の関係性について大別すると、以下の3つが挙げられるでしょう。
さて、読者の皆様は、どちらに当てはまるでしょうか。
利益が出ると気分が上がる
最も自然で一般的な感情だと思います。
誰しも、投資での資産形成を目標としますから、いつか利益が出てくれなければ悲しいでしょう。
私の場合、投資開始直後に個別株を短期売買していた時の心境です。
損失が出ると気分が上がる
時と場合によっては、なかなか共感を得られにくい感情でしょう。
とはいえ、ドルコスト平均法を取り入れている方にとって、損失はすなわち、安く仕入れるチャンスです。
私の場合、リーマンショックの影響でインデックス投資家へと転向し、コツコツ投資を始めてからの心境です。
損益が気分に影響しなくなる
コツコツ投資家の中には、投資へ無頓着になったり、あるいは投資していることを忘れたりする方がいらっしゃいます。
生活サイクルの一部にコツコツ投資が組み込まれ、意識せずとも投資が回っている状態でしょう。
私の場合、数年前に「投資に損益はつきもの」と悟って(諦めて)以降の心境です。
投資を楽しむか否か
前2者は、気分への影響は正反対であるものの、投資を楽しんでいるものと考えられます。
感情の動きは、悲喜から生じるものだと言えるからです。
一方、後者は、もはや投資を道具として見ているものと考えられます。
いずれが良いかは一概に言えませんし、私には判断できません。
しかし、投資を話題にする際には、相手の気の持ちようを踏まえなければ、話がかみ合わないこともあるでしょう。
同じ事実に対しても、感情はまさに十人十色、それが投資の面白いところでもあります。
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