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マネックス・セゾン・バンガード投資顧問が新規ファンド8本を設定

マネックス・セゾン・バンガード投資顧問のイメージ

マネックス・セゾン・バンガード投資顧問が、ついに動き始めました。

EDINETの有価証券届出書によると、2016年6月10日付で、MSV内外ETF資産配分ファンド8本を設定します。

ラインナップ

表内の信託報酬率(%)は、すべて税抜です。

名称信託報酬率
MSV内外ETF資産配分ファンド(Aコース)0.975
MSV内外ETF資産配分ファンド(Bコース)0.975
MSV内外ETF資産配分ファンド(Cコース)0.975
MSV内外ETF資産配分ファンド(Dコース)0.975
MSV内外ETF資産配分ファンド(Eコース)0.975
MSV内外ETF資産配分ファンド(Fコース)0.975
MSV内外ETF資産配分ファンド(Gコース)0.975
MSV内外ETF資産配分ファンド(Hコース)0.975

主な特徴

まず、ラインナップで想像がつくかもしれませんが、A~Hコースはスイッチング可能となっています。

投資対象は、国内株式・外国株式・国内債券・外国債券・REITの5アセットクラスです。ただし、国内債券には、外国債券の為替ヘッジありを含みます。REITの内外については、特に明記されていません。

毎月分配型のファンド・オブ・ファンズ(FOFs)です。計34本の内外ETFを組入対象として挙げています。

A~Hコースの特色や違いについては、有価証券届出書からは読み取れませんでした。

販売会社は、三菱UFJ信託銀行とマネックス証券となっています。なお、マネックス証券は、2016年7月1日より取扱開始予定です。

さてどうしたものか…

インデックス投資家にとって、まったく食指の動かないラインナップとなりました。

組入対象の内外ETFの信託(管理)報酬率が0.030~0.160%であることも踏まえると、1%近くの信託報酬率は、FOFsであっても理解を得られにくいように思えます。

マネックス・セゾン・バンガード投資顧問は、以下の企業理念を掲げています。

マネックス・セゾン・バンガード投資顧問は、最先端のIT技術と世界標準の金融知識を活用し、これまで機関投資家や一部の富裕層しか利用できなかった本物の資産運用サービスを、広く個人投資家にも最良の形で提供することを理念とします。

したがって、アクティブ志向であることは承知の上で、より低コストな商品が登場するのではないかと、私は期待していました。

勝手な期待を「裏切られた」と表現するのは妥当でありませんが、積極的に投資したいと思える商品性ではないというのが、正直な感想です。

もっとも、企業側としては、「富裕層向け」の「高級な金融商品」というイメージを植え付けたいのかもしれません。

さらに、既存の内外ETFからでも十分な収益が挙げられるという運用力をアピールしたいのかもしれません。

ともあれ、金融商品の優劣は、実績によってのみ決まります。まずは腕前を拝見したいと、私は考えています。

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