たわらノーロードがラップ口座向けのラインナップ7本を設定
DIAMアセットマネジメントが、ラップ口座向けに「たわらノーロード」シリーズを設定します。
EDINETの有価証券届出書によると、2016年6月24日付で7本のインデックスファンドが新規設定されます。
ラインナップは、以下の通りです。
名称 | 信託報酬率 | <ラップ向け> | 差 |
---|---|---|---|
たわらノーロード 日経225 | 0.195 | 0.175 | -0.020 |
たわらノーロード 先進国株式 | 0.225 | 0.205 | -0.020 |
たわらノーロード 新興国株式 | 0.495 | 0.350 | -0.145 |
たわらノーロード 国内債券 | 0.150 | 0.135 | -0.015 |
たわらノーロード 先進国債券 | 0.200 | 0.175 | -0.025 |
たわらノーロード 国内リート | 0.300 | 0.255 | -0.045 |
たわらノーロード 先進国リート | 0.350 | 0.300 | -0.050 |
ラップ口座にも超低コスト化の波が及ぶか否か
たわらノーロードは、超低コストのインデックスファンドとして名を馳せています。
私は基本的に、手数料が高く運用状況を把握しにくいラップ口座には手放しでは賛成できませんが、そこへ少しでも超低コスト化の波が及ぶことを、密かに期待しています。
というのも、インデックスファンド主体の手堅いポートフォリオを構築し、適切なアセットアロケーションを維持するという投資行動は、本質的にラップ口座と相性が良いはずだからです。
もし、ラップ口座のデメリットが少なくなれば、多くの人にとってラップ口座が最適解となるかもしれません。
例えば、今回のたわらノーロード7本を含むラップ口座が、純資産総額の0.3%程度の手数料率で実現できれば、既存のバランスファンドと良い勝負ができそうです。
バランスファンドの場合、アセットアロケーションを自分好みに構成できませんが、ラップ口座であれば問題ありませんし、ポートフォリオの管理も金融機関にお任せできます。
また、適切なリスク・リターン水準のアセットアロケーションを提案することは、金融機関が本来果たすべき役割でもあります。
これらは私の単なる希望なわけですが、いつか、このような方向性を打ち出すラップ口座が現れてくれることを、静かに祈りたいと思います。
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