楽天証券の資産運用ロボ・アドバイザー「楽ラップ」を試してみました
楽天証券が、個人情報の登録なしに誰でもお試し可能な「楽ラップ」の無料診断の提供を開始しました。
楽ラップサイトは、スマートフォンからもアクセスできます。入力項目は16ありますが、入力後の修正も容易なため、気軽に試すことができます。
2016年4月7日付のプレスリリースでは、2014年設立のFinatext社と共同で、無料診断ツールを開発したことについて触れています。
なお、個々の診断結果には「運用コース番号」が付されており、該当番号のマンスリーレポートを参照できるようになっています。
例えば、運用コース番号1000200のマンスリーレポートには、以下のような「運用の基本方針」とともに、パフォーマンスやアセットアロケーションなどが記載されています。
資産の保全のため半分程度を日本を含む先進国の債券に投資しつつ、資産の成長を図るため日本を含む先進国を中心に株式投資も行います。
その他、新興国株式・債券、国内外のREITにも投資を行います。
為替、金利情勢等を勘案しながら、為替リスク、金利リスクの調整を行います。
基本は慎重だけど、攻めの姿勢も忘れない方へおすすめです。
私自身は、ロボットによる投資アドバイスは有用かの記事の通り、この手のサービスに対して手放しでは賛成できませんが、一つの参考指標にはなると考えています。
ラップ口座サービスとしての楽ラップは、ロボ・アドバイザーのサービスをそのままラップ口座へ適用し、これまでにない運用のあり方を提案しています。
コストは、既存のバランスファンドよりも高めになってしまいますが、自身に相応しいと思しきアセットアロケーションが提示されますので、納得はしやすいかもしれません。
運用手法は、何に重点を置くかによって自ずと変わりますが、楽ラップは、コストにも配慮したテーラーメイドを望む方にとって、検討に値するでしょう。
このようなサービスが今後も増え続けると予想されますが、安易に鵜呑みにせず、時には批判的視点で見ながら、上手に使いこなしていきたいですね。
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