アセットマネジメントOneが発足します
DIAM・MHAM・新光投信などが2016年10月1日付で合併し、新会社「アセットマネジメントOne」が発足します。
3段階の合併手続きを経るものの、最終的な存続会社はDIAMとなっています。
ファンド名称に含まれる旧社名は、そのまま残ります。具体例については、以下の通りです。
- DIAMニッポン債券オープン
- MHAMトピックスファンド
- 新光J-REITオープン
また、各社の旧サイトも継続運用するため、投資家側が留意すべきことは特にありません。
個人型確定拠出年金(iDeCo)の波に乗れるか
この合併が、運用会社としての競争力向上に繋がることを、私は強く願います。
とりわけ、確定拠出(DC)年金にも通用する投資信託の拡充が進むことを期待しています。
旧3社のDC年金向け商品は、コストが割高で、かつアクティブ運用のファンドが多く、インデックス投資家のニーズを満たさないためです。
もっとも、DIAMが擁する「たわらノーロード」シリーズは、楽天証券がiDeCoやラップファンドで採用するなど、既に高評価を得ています。
最近の商品開発のトレンドが「DC専用」から「DC兼用」へと移りつつあることも、追い風と言えるでしょう。
たわらノーロードのような素性の良い商品が、旧来の商品の新陳代謝を促すカンフル剤として機能して欲しいものです。
さらに、未だ実例のない投資信託の併合についても、ぜひ検討して欲しいと思います。
新会社への期待は膨らむばかりですが、まずは合併が成功裏に終わることを祈っています。
追記(2016年10月1日)
2016年10月1日付でアセットマネジメントOneのサイトが開設されました。
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