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現金を持たない生活のリスクを考える

財布のイメージ

多くの読者の皆様は、堅実なお金の使い方を心得ていらっしゃると思いますが、非常時にお金を融通する算段は立てていらっしゃるでしょうか。

Twitterのタイムラインを眺めていたところ、ωさんとすいさくさんが、銀行口座からの預貯金の引き出しについて話題にしていました。

ω(@wataame12345671)さんのツイート
@suisaku_cacti

ほんそれ

災害時がなまらヤバいかもですが。
引き出せなくなりそう。
すいさく(@suisaku_cacti)さんのツイート
@wataame12345671 そのときは銀行のATMも止まるだろうから、通帳でなんとかするしかないでしょうね。

私は、現金を持たない生活が7年続いていますの記事の通り、ほぼクレジットカードと電子マネーだけで暮らしています。

現金を持っていないばかりでなく、以下の通り、銀行口座の通帳も一切持っていません。

  • みずほ銀行…インターネット支店(無通帳口座)
  • 三菱東京UFJ銀行…インターネット支店(無通帳口座)
  • 三井住友銀行…Web通帳
  • 住信SBIネット銀行…無通帳口座
  • ゆうちょ銀行…ゆうちょダイレクト+(無通帳口座)

そのため、非常時の備えという観点では、非常に脆弱な状況を抱えており、私自身も課題として認識しています。

リスク対処の基本

リスクマネジメントの世界では、リスクへの対処方法を「低減」「保有」「回避」「移転」の4つに分類します。

ちなみに、ここで言うリスクは、投資の世界の「不確実性」という意味ではなく、「悪影響を受ける可能性」という意味です。

低減
リスクが顕在化した際、その影響を最小限に留めるための対策を打ちます。
例えば、地震に備えて住宅を耐震化するなどが該当します。
保有
特に何もせず、リスクが顕在化しても仕方ないと受容します。
例えば、地震が起きて住宅が損壊したら放棄するなどが該当します。
回避
根本的にリスクを生じさせないための対策を打ちます。
例えば、地震に備えて住宅を免震化するなどが該当します。
移転
リスクが顕在化した際、その責任や悪影響を他者に転嫁します。
例えば、地震保険に加入して住宅の再建に備えるなどが該当します。

例として、地震(津波は考慮していません)というリスクに対する住宅への対処方法を、それぞれ挙げました。

なお、一般的には、リスクの発生確率と悪影響の度合いに見合った対処を考え、選択します。

現金を持たない生活へのリスク対処

我が国は地震大国であり、巨大地震に見舞われるリスクからは逃れられません。

住宅には、火災など他のリスクもあります。ただ、非常時と呼べるのは、自宅に限らず広範囲に被災する地震が、その典型と言えるでしょう。

したがって、ここでは「非常時」の定義を「震災時」とします。

さて、現金を持たない生活へと話を戻し、例を参考にしながら、震災時のリスク対処を考えてみたいと思います。

現状認識と課題

非常時のリスク対処とは、まずは生き延びることでしょう。

震災時に救援物資が届くまでの目安とされる3日間は、何とか持ちこたえる必要がありそうです。

運良く、親類や近所の人に助けられたり、すぐに救援物資が届いたりするなども想定できますが、リスク対処の上では、それさえ叶わないものと考えるべきでしょう。

現状は何もしていませんが、果たしてそれが妥当なのか否かが、ここでの焦点となります。

考えられるリスク対処

クレジットカードと電子マネーは、原則として、電気と通信手段がなければ決済できません。

通帳を持っていないことも鑑みると、銀行口座の預貯金を当てにするのは、少々厳しそうです。

そのような状況で生き延びることができるのか、先ほどの4分類に沿って、考えられるリスク対処を考えてみます。

低減
3日間の生活を賄える食料品や毛布などを備蓄します。
保有
生き延びられなくても仕方ないと割り切ります。
回避
3日間の生活を賄える現金を保有します。
移転
普段より親類や近所付き合いを密にしておきます。

リスク対処を選択する

保有は、おそらく生き延びられませんから、除外します。

移転は、親類宅までの道中が無事であることや、親類や近所の人が生存していることなどを前提条件としなければならず、確実な対処とは言えませんから、同じく除外します。

ここで、低減と回避はいずれも現実的であり、最低限の備えとしても十分なように思えます。

ただし、回避は、現金を持たない生活という私のポリシーに反しますから、できることならば選択したくありません。

残るは、低減です。幸い、我が家には冷蔵庫が2台あったり、食料品の備蓄スペースを大きめに確保していたりするため、買い込むだけで備えられます。

また、北海道という土地柄も手伝って、毛布や冬物の衣料品は豊富にあります。

蛇足ですが、我が家は海岸より遠く離れた場所に建っているため、津波の心配はありません。

したがって、低減、すなわち食料品の備蓄が、私にとって最適な現実解だと結論付けられます。

最適解は人によって異なる

私の自宅は、札幌市の中心部から離れており、道路が寸断されると地理的に孤立する可能性があるため、現金を持っていたとしても、近所の食料品店では物資を賄えないことも考えられます。

このような背景事情は人それぞれですし、そもそも私のようなポリシーをお持ちの方は極めて少ないでしょう。

そのため、リスク対処が人によって異なるのは、ある意味で当然のことです。

もし、非常時のリスク対処について、これからお考えの方がいらっしゃいましたら、この4分類を活用されてみてはいかがでしょうか。

きっと、ご自身の状況に合った最適解を、よりスムーズに導き出せることでしょう。

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