松井証券の資産運用ロボ・アドバイザー「投信工房」を試してみました

松井証券が、個人情報の登録なしに誰でもお試し可能な「投信工房」の提供を開始しました。
投信工房サイトは、スマートフォンからもアクセスできるものの、最適化はされておらず、少々見辛いのが難点です。
入力項目は8ありますが、いずれも簡単な質問であり、選択に困ることはないでしょう。
2016年11月11日付のプレスリリースでは、現代ポートフォリオ理論の知見を活用していることに触れています。
診断結果には、リスク許容度や推奨アセットアロケーション、商品ラインナップが表示されるとともに、過去のパフォーマンスを7パターン別に表示したり、将来のシミュレーションを5つのシナリオ別に表示したりすることができます。
また、以下の2項目については、任意の段階へと調整することにより、アセットアロケーションをカスタマイズできます。
- リスク許容度の変更(5段階)
- 投資対象のアセットクラスの変更(3段階)
ちなみに私の場合、15パターン(5段階×3段階)の信託報酬率(税抜)は、最低0.187%、最高0.391%、平均0.319%となっており、プレスリリースで謳っている「税抜平均0.350%」に偽りはないようです。
簡便さを求めるならば必要十分かつ画期的
私自身は、松井証券の投信工房に託す思いの記事の通り、同サービスがロボ・アドバイザーのあるべき姿を示せるか否かに期待していました。
今回試してみて、その期待を裏切らないことが分かり、とても嬉しく感じました。
もっとも、利用者が入力した任意のアセットアロケーションや商品ラインナップに対して、期待リスク・リターンなどを逆算する機能を欲しいとも、私は感じました。
いずれにせよ、この簡便なシミュレーション結果に則って、必要十分な資産計画を立てられることの意義は、非常に大きいものがあります。
松井証券の投信工房は、投資初心者にこそお勧めできる、画期的なサービスです。
今後、同サービスが普及し、健全な投資のあるべき姿がより多くの方に理解されることを、私は心より願っています。
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