Funds-iに米国株式配当貴族指数連動型インデックスファンド2本が追加

EDINETの有価証券届出書によると、野村AMが2017年1月10日付で、同社のFunds-iシリーズに、米国株式配当貴族指数連動型インデックスファンド2本を追加します。
詳細については、以下の通りです。
- 野村インデックスファンド・米国株式配当貴族(愛称Funds-iフォーカス 米国株式配当貴族)
- ベンチマークはS&P 500配当貴族指数(配当込み・円換算ベース)、信託報酬率は税抜0.500%です。
- 野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型(愛称Funds-iフォーカス 米国株式配当貴族・為替ヘッジ型)
- ベンチマークはS&P 500配当貴族指数(配当込み・円ヘッジ)、信託報酬率は税抜0.500%です。
なお、競合商品のSMT 米国株配当貴族インデックス・オープン(為替ヘッジなし)の信託報酬率は0.550%であり、若干割安に設定した模様です。
ちなみに、Funds-iのサイトを見ると、「フォーカス」の名を冠したファンドは現在、米国ハイイールド債券の為替ヘッジあり・なしの2本のみです。
そのため、フォーカスの意味するところが、いわゆる「伝統的」ではないアセットクラスを刺すものなのか、特定の国(米国)の資産を投資対象とするものなのかは、今のところ分かりません。
「フォーカス」の拡充が意味するところ
Funds-iシリーズは、既に「伝統的」なアセットクラスを一通り揃えていますから、拡充の対象は、自ずと「フォーカス」のアセットクラスになるでしょう。
とはいえ、同社が今回「フォーカス」の拡充に踏み切った裏には、同シリーズの既存ファンドが信託報酬率を引き下げるのが難しいという事情があるのではないかと、私は見ています。
その先例として、eMAXISシリーズが挙げられます。
eMAXISシリーズの信託報酬率は、今となっては中庸ですが、Funds-iシリーズの比でないほどのファンドを抱えており、コストよりも品揃えを重視する意向が鮮明に表れています。
つまり、Funds-iシリーズもそれに倣い、数での勝負に出る可能性が高いと考えられます。
結局のところ、SMT・eMAXIS・Funds-iの「旧御三家」はいずれも、コストでの勝負を諦めたように見えます。
その戦略が吉と出るか凶と出るかは、投資家の動向次第ですが、少なくとも現在のFunds-iの品揃えで勝負にならないことだけは、はっきりしているでしょう。
旧御三家で出遅れているFunds-iシリーズの今後の行方が、私は少々気がかりです。
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