明治安田AMの資産運用ロボ・アドバイザー「ロボアド&シミュレーション」を試してみました
明治安田AMが、個人情報の登録なしに誰でもお試し可能な「ロボアド&シミュレーション」の提供を開始しました。
このサービスは、「ロボアド」や「リスク・リターン分析」、「投資シミュレーション」、「資産運用電卓」、「資産運用情報館」の5コンテンツで構成されています。
ロボアド&シミュレーションサイトは、スマートフォンからもアクセスできます。入力項目は5ありますが、いずれも簡単な質問です。
2016年12月21日付のお知らせでは特に触れられていませんが、本サービスは、ノーロード明治安田シリーズと歩調を合わせて開発したようです。
類似サービスと比較すると、機能が豊富であり、「資産運用電卓」などは相当に役立ちそうです。
私自身は、ロボットによる投資アドバイスは有用かの記事の通り、この手のサービスに対して手放しでは賛成できませんが、シミュレーション結果そのものは、資産計画を練る際などに役立ちそうだと感じました。
ロボアド
診断結果には、「20年後のシミュレーション結果」や「投資プランに沿った資産配分比率」が表示されますが、診断結果の開設に動画を用いている点は、類似サービスにない特徴だと言えます。
リスク許容度は、7段階より指定可能です。
なお、「投資プランに近いバランス型ファンド」として、「ノーロード明治安田5資産バランス」の3コースのいずれかをお勧めされます。
リスク・リターン分析
「ロボアド」で入力したデータを引き継げるほか、1から入力することもできます。
入力方法は、「一覧で入力」と「リスク・リターンで入力」の2通りありますが、いずれも同社のファンドと合成指数(各アセットクラスのインデックス)より選択・入力します。
なお、合成指数として用意されているのは、国内・先進国の株式・債券・REITの6クラスです。
現在・リバランス
現在と目標(リバランス後)のアセットアロケーションを入力すると、過去実績(3・5・10年)や将来予測(想定値)に基づき、アセットアロケーションを分析できます。
入力の都度、アセットアロケーションの年率リスク・リターンが即座に表示されるので、入力の微調整も容易です。
現在・積立投資
現在のアセットアロケーションと積立投資のアセットクラス・金額を入力すると、過去実績や将来予測に基づき、アセットアロケーションを分析できます。
ただし、これは、毎月の積立金額を入力するのではなく、積立投資の総額に対して、積立投資分のみのリスク・リターンを分析するもののようです。
私は、この機能をどうやって活用すれば良いのか、今一つ理解できませんでした。
投資シミュレーション
初期投資額や毎月積立額、投資期間、目標リスク・リターンをそれぞれ入力すると、投資総額と予想評価額をグラフ表示します。
入力値に応じて、ポートフォリオ全体の動きを確認できるため、かなり便利に活用できそうです。
資産運用電卓
将来予測を基に、資産形成に必要なリターンや投資期間、投資金額や積立金額などを表示できます。
なお、将来予測に用いている具体的な数値が不明なため、若干心許ない印象を受けます。
評価額を計算する
初期投資額や毎月積立額、期待リターン、投資期間を入力すると、投資総額・評価益・評価金額を時系列でグラフ表示できます。
リターンを計算する
初期投資額や毎月積立額、投資期間、目標金額を入力すると、目標達成に必要な期待リターンとその推移を表示できます。
投資期間を計算する
初期投資額や毎月積立額、期待リターン、目標金額を入力すると、目標達成に必要な投資期間とその推移をグラフ表示できます。
毎月積立額を計算する
初期投資額や投資期間、期待リターン、目標金額を入力すると、目標達成に必要な毎月積立額とその推移をグラフ表示できます。
資産運用情報館
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