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三井住友信託銀行の資産運用ロボ・アドバイザー「とうしの入口」を試してみました

三井住友信託銀行のとうしの入口のロゴのイメージ

三井住友信託銀行が、個人情報の登録なしに誰でもお試し可能な「とうしの入口」の提供を開始しています。

とうしの入口サイトは、スマートフォンからもアクセスできます。入力項目は5ありますが、いずれも簡単な質問です。

2016年12月8日付のニュースリリースでは、複数のインデックスファンドを組合わせるタイプ1つのバランスファンドで分散投資するタイプの2通りの投資手法を提案することに触れています。

診断結果には、3段階のリスク許容度や推奨アセットアロケーション、最大・最小リスク・リターン、純資産総額の予想推移が表示されます。リスク許容度は、任意に変更可能です。

また、リスク許容度に応じて、「SMTインデックス」シリーズ6本(日経225、グローバル株式、国内債券、グローバル債券、J-REIT、グローバルREIT)の投資割合と、推奨バランスファンド1本の2通りがお勧めされます。

注意が必要なのは、異様に高コストなバランスファンドです。信託報酬率の高さだけでも戸惑うところですが、高率な販売手数料まで設定しています。

一応、これらとは別に、世界経済インデックスファンド(販売手数料0.000%、信託報酬率0.500%)も紹介していますが、「おまけ」程度の扱いとなっています。

同行の考えるフィデューシャリー・デューティーとは

先のニュースリリースには、投資初心者の方にもお手軽にご活用いただきと記載されています。

しかし、初心者が複数のインデックスファンドを組合わせるタイプ1つのバランスファンドで分散投資するタイプの2通りを提示されたら、自ずと後者を選択したくなるでしょう。

よりによって、そこへ超高コスト商品をあてがっているのですから、これはフィデューシャリー・デューティーに背く行為だと、私は思います。

同行の属する三井住友トラスト・ホールディングスのフィデューシャリー・デューティーに関する取組方針に沿って、同行は以下のような行動計画を策定しています。

お客さまの多様なニーズにお応えするため、(中略)まとまったご資金の運用に対しては安定性を重視した投資一任運用商品(ラップ口座)や収益性を重視した投資信託等を、資産形成の過程にあるご資金の運用に対してはリスクを抑えた商品や、販売手数料・信託報酬等の費用の低い商品を取り揃えております。

同行にとって、フィデューシャリー・デューティーは、単なるお題目に過ぎないのでしょうか。

私自身は、ロボットによる投資アドバイスは有用かの記事の通り、この手のサービスに対して手放しでは賛成できませんが、本サービスはまさに、ロボットを「悪用」した実例のようです。

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