「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」授賞式に出席しました
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」(FOY2016)授賞式に出席しました。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」に投票しましたの記事の通り、私は4つの投資信託に投票しました。
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイAM)…2ポイント
- iFree 新興国債券インデックス(大和証券投資信託委託)…1ポイント
- たわらノーロード 先進国リート(AM-One)…1ポイント
- 三井住友・DC日本株式インデックスファンドS(三井住友AM)…1ポイント
このうち、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが見事1位を獲得し、初の3連覇を達成したほか、三井住友・DC日本株式インデックスファンドSが19位に入賞しました。
入賞ファンドの一覧
1~3位のファンドにはトロフィーが、4~5位と特別賞のファンドには賞状が、運用会社の方へそれぞれ授与されました。
FOY2016の公式サイトも合わせてご参照ください。
順位 | 名称 | 運用会社 | 得票数 | 投票者数 |
---|---|---|---|---|
1 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | ニッセイAM | 146 | 47 |
2 | たわらノーロード 先進国株式 | AM-One | 55 | 11 |
3 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) | バンガード | 42 | 13 |
4 | iFree 8資産バランス | 大和証券投資信託委託 | 36 | 11 |
5 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | セゾン投信 | 35 | 12 |
6 | ひふみ投信 | レオス・キャピタルワークス | 30 | — |
7 | ひふみプラス | レオス・キャピタルワークス | 25 | — |
8 | 世界経済インデックスファンド | 三井住友TAM | 23 | — |
9 | <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド | ニッセイAM | 21 | — |
10 | セゾン資産形成の達人ファンド | セゾン投信 | 20 | — |
特別賞 | ひふみシリーズ(ひふみ投信・ひふみプラス・ひふみ年金) | レオス・キャピタルワークス | — | — |
11 | 結い2101 | 鎌倉投信 | — | — |
12 | 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド | 三井住友AM | — | — |
13 | 野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型(愛称Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型) | 野村AM | — | — |
14 | たわらノーロード 新興国株式 | AM-One | — | — |
15 | eMAXIS バランス(8資産均等型) | 三菱UFJ国際投信 | — | — |
16 | SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン | 三井住友TAM | — | — |
17 | SPDR S&P 500 ETF(SPY) | ステート・ストリート | — | — |
18 | SMT ダウ・ジョーンズインデックス・オープン | 三井住友TAM | — | — |
19 | 三井住友・DC日本株式インデックスS | 三井住友AM | — | — |
20 | DCニッセイ外国株式インデックス | ニッセイAM | — | — |
20 | SMT グローバル株式インデックス・オープン | 三井住友TAM | — | — |
20 | ひふみ年金 | レオス・キャピタルワークス | — | — |
20 | コモンズ30ファンド | コモンズ投信 | — | — |
栄枯盛衰と根強い人気
入賞ファンドの顔ぶれを見ると、新参の超低コストインデックスファンドが順位を競っていると同時に、VTやSPYのような古参もなお、愛され続けていることが読み取れます。
前者の覇権争いは、投資家として見ごたえ十分なのですが、長期にわたって実績を積み上げている後者の魅力も、決して侮れません。
頂点を目指す難しさと入賞し続ける難しさ、その両方が見え隠れする結果になったのではないかと、私は思います。
数字だけでは語り尽くせない
表彰式の冒頭では、金融庁長官からのメッセージが読み上げられるなど、10周年に相応しい「風格」を感じられるイベントとなりました。
FOYを通じて、個人投資家がステークホルダーを巻き込み、大きなうねりを作り出しているのですから、ブロガーとして身の引き締まる思いで臨席しました。
私は今回初めて会場に足を運びましたが、そこに集まった方の熱い思いを肌で感じることができて、本当に意義深く、感慨深く思いました。
投資信託を組成するのも運用するのも、生身の人間です。情熱や信念を持って真摯に向き合う方々がいらっしゃらなければ、FOYは成り立ちません。
投資の世界は殊に厳しいですから、数字がすべてと言えばそれまでかもしれません。
しかし、ベンチマークに連動すれば良いだけのように見えるインデックスファンドであっても、各社それぞれ我が子のように愛しているのが伝わってきて、私は感動しました。
インデックスファンドもいずれ、コストや品質はもとより、運用会社の理念で選ばれる時代が来るのではないかとさえ予感させられました。
FOY運営委員会の方々に深く感謝するとともに、FOYの盛り上がりが、読者の皆様を含む投資家にとって、本当に良い投資信託の普及へと繋がっていくことを、心より願っています。
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