東京証券取引所(東証Arrows)を見学しました
投資家の社会見学として、東京証券取引所(東証Arrows)へ行ってきました。
私の希望で、騙されないマネーの知恵 | SimpleMoneyLifeのぺて(PET)さんと現地で待ち合わせ、内部を見て回りました。
施設の概要については、東証のサイトの通りですが、無料でかつ立会時間中の見学も可能なため、一度は行ってみたいと思っていました。
入館に手間取る
入館前に持ち物をチェックされるのですが、ちょうど何かのイベントと重なっていたようで、結構な時間を要してしまいました。
その後、氏名や職業などをタブレット端末へ入力し、受付より3桁の数字の書かれた入館証を手渡され、首から下げてようやく中に入れました。
建物内は決して広くありませんが、ルートが少々入り組んでいて分かりにくく感じました。とはいえ、警備員が常駐していますので、迷っても安心です。
予定よりも遅れてしまいましたが、ぺてさんと無事合流できました。
見たことのある景色を実際に見る
東証Arrowsのマーケットセンターは、テレビのニュースなどでも頻繁に目にするフロアです。
円筒形の電光掲示板は、もはやお馴染みでしょう。
また、ガラス張りの向こうには、市場監視用のコンピューターなどが配置されており、職員が行き来したり、端末を操作していたりします。
立会時間の終了後に合わせて、経済ニュースのアナウンサーとスタッフがスタンバイし、これらが背景に映るように、テレビカメラなどの機材を準備していました。
ちなみに、マーケットセンターも中会議室くらいの広さで、思ったより小ぢんまりとしていました。
歴史を振り返る
円筒形の外周は回廊になっており、来賓の写真やら東証の年表やらがパネル掲示されています。
そちらや1階の証券史料ホールなどを見学し、これまでの歴史を振り返りました。
特に印象深かったのは、紙の株券の展示です。私は、生まれて初めて実物を見ました。
噂には聞いていたものの、文字が右から左に書いてあったり、額面が五拾円だったりしていることに、一々感激していました。
さらに、日本銀行の株券を見つけて、思わず一人で舞い上がってしまいました。
ノベルティーグッズをもらう
入館証の数字は、タブレット端末で回答できる簡単なアンケートでも使用します。
退館時に受付で、回答後に表示されたキーワードを伝えると、記念品がもらえます。
ちなみに、二人ともJPXクリアファイルをもらいましたが、キーワードは別々でした。また、特定のキーワードの場合には、さらに良い記念品がもらえるようです。
もっとも、プレゼントで当たったノベルティーグッズには、JPXクリアファイルが入っていなかったため、私は大満足です。
さらに、出口の傍では、ポスターサイズ(A2版)のカレンダーらしきものを丸めて無料配布していましたが、残念ながら大きすぎて持ち帰れませんでした。
ノベルティーグッズは現地でも販売しており、様々な小物から法被やポロシャツ、兜神社のお守りまで購入することができます。
見学の価値はある
東証を見学したからといって、特別な投資情報に触れたり、投資パフォーマンスが向上したりするわけではありません。
かつては、取引のために東証へ通い詰めた人もいたと言いますし、ぜひ電子化前に見学したかったとも思います。
証券取引所という施設は、電子化によって役目を終えたかもしれません。しかし、依然として、世界市場のランドマークとして機能しているのです。
私は今回、投資家としてよりも人として、見聞を広めることができて良かったと感じています。
もしかすると、再訪はないかもしれませんが、一度見学しておいて損はありません。
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