楽天証券がiDeCoの手数料無料条件に「加入後1年間」を追加
楽天証券が2017年2月7日付で、同社の個人型確定拠出年金(iDeCo)の運営管理手数料の変更について発表しています。
楽天証券のプレスリリースによると、運営管理手数料(月額210円)の無料条件として、「資産残高10万円以上」に加えて「加入・移換後1年間」を追加しています。
従来、2017年1月1日から2017年12月31日までの1年間の期間限定で無料キャンペーンを実施していましたが、今般、それを恒久的なサービスとしています。
これにより、年額10万円以上を拠出する予定の加入・移換者は、同社への運営管理手数料を一度も払わずに済むことになります。
なお、従来の無料キャンペーンが既に適用されている場合、今般のサービスかどちらか有利な条件が適用されるため、不利益を被ることはありません。
さて、運営管理手数料収入を手放してまで顧客獲得に乗り出した楽天証券のiDeCoですが、競合のSBI証券のiDeCoよりも状況が思わしくないのでしょうか。または、好調な中で一気にSBI証券を突き放すべく、奥の手を打ったのでしょうか。
他社が真似できない競争を繰り広げる両社の動向から、今後も目が離せそうにありません。
各社いずれ、自社のiDeCo口座の開設数を開示するでしょうから、どこが人気を集めているのかにも着目していきたいと、私は思っています。
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