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お知らせ

高い配当利回りのみ享受することを目指すETFが登場します

ETF連動対象指数の2007年5月31日から2016年12月30日までのパフォーマンス

日興AMが2017年3月3日付で、同社のETFシリーズ「上場インデックスファンド」に新銘柄1本を追加します。

同社のプレスリリースや、東証のマーケットニュースによると、銘柄の詳細は、以下の通りです。

上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(βヘッジ)(証券コード1490、略称上場ベータヘッジ)
信託報酬率は税抜0.45%以内、収益分配は年4回です。

最小分散ETFではない

「MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数」と言えば、上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(証券コード1399、略称上場高配当低ボラ)を真っ先に思い浮かべます。

そして、今回のETFも、同一インデックスを用いているのですが、最小分散ポートフォリオを再現するETFの素性とは、かなり様相が異なっています。

日興AMの販売用資料では、今回のETFについて、以下のように説明しています。

MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数(原指数)のパフォーマンス(組入率85%で計算)に対し、MSCIジャパンIMI指数のパフォーマンス(組入率85%で計算)の反数にベータ値を掛け合わせることでベータヘッジを行ない、原指数のリターンとMSCIジャパンIMI指数のリターンの差分を指数化したものです。

現実の運用可能性を考慮し、指数の計算にあたっては、株式比率を85%、キャッシュ比率を15%としています。

私は何を言っているのか理解できませんでしたが、少なくとも最小分散ETFでないことが分かります。

初のロングショート戦略ETF

東証のマーケットニュースでは、以下のように説明しています。

MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数のパフォーマンスをおおむね市場のパフォーマンス(MSCIジャパンIMI指数に調整係数をかけたリターン)でヘッジする、「MSCIジャパンIMIカスタムロングショート戦略85%+円キャッシュ15%指数」との連動を目指すETF(上場投資信託)です。

こちらの説明ならば、何となく分かりそうです。私は、おおよそ以下のように理解しました。

  • 配当利回りの高い、MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数を85%「ロング」する。
  • 市場全体のパフォーマンスを示す、MSCIジャパンIMI指数を85%「ショート」する。
  • 日本円キャッシュを15%「ロング」する。
  • 2指数のロング・ショート戦略により価格感応度(β値)をヘッジし、高い配当利回りのみを享受する。
  • これを「MSCIジャパンIMIカスタムロングショート戦略85%+円キャッシュ15%指数」として指数化し、本ETFの連動対象とする。

筋の良さそうな戦略だが果たして

信託報酬率が税抜0.45%以内となっており、ETFとしては少々高めの設定ではあるものの、我が国初のロングショート戦略ETFということで、結構な人気が出そうだと感じています。

ただし、ロングショート戦略は、ロング側が下落し、かつショート側が上昇すると、ダブルパンチで価格が急落してしまいます。

この点は怖いところですが、高配当銘柄は市場全体に対して、比較的安定した値動きを見せる傾向がありますので、急騰・急落の可能性はいくぶん抑えられると考えられます。

果たして今後、どのような実績を導き出すのか、実に興味津々なETFとなりそうです。

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