イオン銀行が個人型確定拠出年金(iDeCo)に参入へ
イオン銀行が2017年7月3日付で、個人型確定拠出年金(iDeCo)サービスに参入すると発表しています。
同行のニュースリリースによると、イオン銀行のiDeCoプランは、みずほ銀行との提携に基づき、先進的なサービスを提供します。
投資信託のラインナップ
表内の信託報酬率(%)は、すべて税抜です。
アセットクラス | 名称 | 信託報酬率 |
---|---|---|
国内株式 | DIAM DC 国内株式インデックスファンド | 0.155 |
国内株式 | ひふみ年金 | 0.760 |
国内株式 | フィデリティ・日本成長株・ファンド | 1.530 |
先進国株式 | たわらノーロード 先進国株式 | 0.225 |
先進国株式 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドDC(愛称グロインDC) | 0.979 |
新興国株式 | DIAM新興国株式インデックスファンド<DC年金> | 0.545 |
国内債券 | たわらノーロード 国内債券 | 0.150 |
先進国債券 | たわらノーロード 先進国債券 | 0.200 |
先進国債券 | たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり> | 0.200 |
新興国債券 | 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド | 0.520 |
国内REIT | たわらノーロード 国内リート | 0.300 |
先進国REIT | たわらノーロード 先進国リート | 0.350 |
複合 | マイバランス30(確定拠出年金向け) | 0.220 |
複合 | マイバランス50(確定拠出年金向け) | 0.230 |
複合 | マイバランス70(確定拠出年金向け) | 0.240 |
複合 | イオン・バランス戦略ファンド | 0.880 |
主要8アセットクラスの(超)低コストインデックスファンドを取り揃えた、大変に優秀なラインアップと言えます。
中でも、新興国の株式・債券について、同クラス内で低廉なファンドを選択した点は特筆すべきでしょう。
これにより、ネット証券のiDeCoと同等の超低コスト運用が可能となっています。
手数料
手数料については、同行のサイトによると、以下の通りです。
移管時手数料
表内の金額(円)は、すべて税込です。
支払先 | 金額 |
---|---|
国民年金基金連合会 | 2777 |
運営管理機関 | 0 |
合計 | 2777 |
加入者手数料(月額)
表内の金額(円)は、すべて税込です。
支払先 | 金額 |
---|---|
国民年金基金連合会 | 103 |
運営管理機関 | 0 |
事務委託先金融機関 | 64 |
合計 | 167 |
驚くほど意欲的なプラン内容
イオン銀行のiDeCoは、後発参入組である同行が熾烈なiDeCo口座獲得競争に真正面から挑める、非常に意欲的なプラン内容を提示しています。
具体的には、超低コストインデックスファンド「たわらノーロード」シリーズを採用し、運営管理機関の手数料を無条件に無料としています。
特に手数料は、提携先のみずほ銀行のiDeCoのほか、ネット証券のSBI証券のiDeCoや楽天証券のiDeCoなどと直接的に競合することになります。
さらに、みずほ銀行の提供するSMART FOLIO <DC>も利用可能としており、幅広い顧客層への提供を目論んでいることが伺えます。
同行の参入により、ネット証券と同様、コスト競争力を背景に良心的なプランを提供することになります。
今後のiDeCo口座獲得競争がどのように展開されるのか、ますます楽しみになってきましたね。
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