岡三AMが変わり種の超低コストバランスファンドを新規設定
EDINETの有価証券届出書によると、岡三AMがが2017年9月22日付で、「日本株式・Jリートバランスファンド」を新規設定します。
日経225連動型と東証REIT指数(配当込み)連動型のマザーファンドを50%ずつ組み入れるという、他にあまり例のないバランスファンドになっています。
概要
概要については、以下の通りです。
- 日本株式・Jリートバランスファンド
- ベンチマークは、日経225が50%、東証REIT指数(配当込み)が50%の合成指数です。
- 信託報酬率は、0.190%です。
面白いが需要はあるのか
超低コストで株式とREITを組み入れるという商品性より、本ファンドはつみたてNISA向けかもしれません。
それはそれで良いのですが、果たして、このような商品性のファンドにニーズがあるのか否か、私には想像がつきません。
本ファンドは一応、バランスファンドと銘打っていますが、単体では国内資産に偏っていてバランスが悪いように感じますし、分散効果も高いとは言えないでしょう。
とはいえ、国内株式(日経225)と国内REITの双方を保有したい投資家にとって、超低コストの恩恵を受けられる点は、評価すべきでしょう。
本ファンドを分散投資の手段として活用するのは、なかなか難しいところですが、設定後の推移がどのようになるか、私は少々興味があります。
おことわり
有価証券届出書は、金融商品取引法に基づき、有価証券の発行者が内閣総理大臣に提出する書類であり、EDINETは、それら書類を閲覧するための電子開示システムです。
有価証券には、個人投資家が実質的に取引できないものも存在します。また、その旨を有価証券届出書に明記していなかったり、有価証券届出書そのものを取り下げたりする場合があります。
本記事は、有価証券届出書の開示内容に基づき作成しているため、このような事情により、読者の皆様が必ずしも当該有価証券を取引できるとは限らないことを、予めご承知おきください。
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