ニッセイAMが<購入・換金手数料なし>シリーズに新興国株式と6資産均等型の2本を追加
EDINETの有価証券届出書によると、ニッセイAMが2017年10月13日付で、<購入・換金手数料なし>シリーズに2本を追加します。
いずれも、同シリーズの名に相応しい超低コストインデックスファンドです。
ラインナップ
表内の信託報酬率(%)は、すべて税抜です。
先進国・新興国のインデックスは、すべて円ベースです。
名称 | ベンチマーク | 信託報酬率 |
---|---|---|
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド | MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算、為替ヘッジなし) | 0.339 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型) | 合成指数 | 0.219 |
合成指数は、内外の株式・債券・REITを16.67%ずつ組み入れたものです。
なお、6資産均等型の先進国REITについては、S&P先進国REIT指数(除く日本、円換算、為替ヘッジなし)への連動を目標とするマザーファンド(ニッセイ先進国リートインデックスマザーファンド)を組み入れます。
つまり、<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンドのマザーファンド(ニッセイグローバルリートマザーファンド)とは異なります。
空いているピースを埋める戦略
いよいよニッセイAMも動き出しました。
新興国株式のアセットクラスは、<購入・換金手数料なし>シリーズの「空いているピース」でしたが、ついにそれが埋まります。
信託報酬率は、競合よりも0.001ポイントながらも下回る0.339%を提示しています。"徹底的にコストにコストにこだわる"同社ならではの戦略でしょう。
また、6資産均等型は競合商品がほとんどなく、別の意味で「空いているピース」だったと言えます。
いずれもニーズが高いファンドでしょうから、設定後の純資産総額の推移が非常に楽しみですね。
おことわり
有価証券届出書は、金融商品取引法に基づき、有価証券の発行者が内閣総理大臣に提出する書類であり、EDINETは、それら書類を閲覧するための電子開示システムです。
有価証券には、個人投資家が実質的に取引できないものも存在します。また、その旨を有価証券届出書に明記していなかったり、有価証券届出書そのものを取り下げたりする場合があります。
本記事は、有価証券届出書の開示内容に基づき作成しているため、このような事情により、読者の皆様が必ずしも当該有価証券を取引できるとは限らないことを、予めご承知おきください。
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