投資家の飲み会に参加しました(2017年9月29日)
投資家の飲み会に参加しましたので、レポートします。
いんべすさんの幹事で計5名が集い、非常に濃密な話題で盛り上がりました。
概要
- 日時
- 2017年9月29日 18:00-21:00
- 場所
- サントリーズガーデン昊(そら)
- 参加者(順不同・敬称略)
- いんべす(いんべすのべいかぶ)
- 大佐(億り人を目指すサラリーマン日記 -Investment Strategy:US Stock×iDeCo-)
- DNF(札幌からのシステムトレード生活 株の自動売買でまったり)
- なるたく(低コストの投資信託で資産形成 | LoLo Investors)
- アウターガイ(バリュートラスト|価値を生む・未来を託す・投資を歩く)
投資関連の主な話題
米国株投資を主軸とされている方がお三方いらっしゃったこともあり、米国株式個別銘柄やETFの魅力についての話題が主体となりました。
いんべすさんの記事や大佐の記事、なるたくさんの記事も併せてご覧ください。
- 「米国」の魅力は、世界中の資金が集まるマーケットだという点に尽きる。
- 「米国株投資」の魅力は、主に年4回の配当金である。未実現利益(含み益など)よりも実現利益を得るほうが実利的であり、必要に応じて再投資するなり別の資金にするなりすれば良い。
- インデックス投資を主軸とする場合と同様、米国株投資においても、将来予測は不可能だとの認識である。両者の違いは、銘柄選択を諦めるか諦めないかではないか。
- 銘柄選択時、バランスシートを見れば、おおよその財務健全性、特に配当金を継続的に出せるか否かは分かる。その上で、割安な連続増配銘柄を見つけ出すことが米国株投資の醍醐味である。
- 米国株には、数ドルから買付可能な銘柄が多く存在するため、ごく少額でも20銘柄ほどに分散投資できる。そのうち1銘柄が株価ゼロになったとしても全体の5%であり、この点をきちんと考慮していれば、個別株投資でも過大なリスクを負うことはない。
- 倒産リスクを気にするような「怯えた資金」では、決して望むリターンを出せない。必要で正当なリスクをしっかり取った「強気の資金」で投資すべきである。
- 株価は、まず気にしない。株価が下がれば配当利回りが上がるため、上がっても下がっても嬉しい。(この感覚は、ドルコスト平均法による定額買付と類似しているようにも思える。)
- 将来、配当金収入だけで生計を立てられるようになれば、必然的に、投資資産の取り崩しが不要となる。インデックスファンドでは、そこまでのリターンを確保することも、取り崩さずに耐えることも厳しい。
- 配当金を得るという目的においては、法人税の非課税メリットがあるJ-REITも魅力的である。
- 中央銀行(特にFRB・ECB・日銀)の開示データを注意深く観察しておくと、環境の変化を若干早く察知できる。ただし、開示データを読み解くには、暴落局面における心理状態を体感していないと難しいかもしれない。
- ネット証券の黎明期はマネックス証券くらいでしか米国株を購入できなかったが、最近はSBI証券と楽天証券が頑張っているおかげで、米国株へのアクセスが容易になった。昨今の米国株投資の隆盛は、ネット証券のサービス拡充と軌を一にしているのではないか。
- 米国株投資に必要な為替取引もまた、手数料が格段に安くなっている。現在の投資環境は恵まれている。
- 投資の目的と手段を混同してはいけない。「米国株投資でアーリーリタイアを目指す」のではなく、「アーリーリタイアのために米国株投資を選ぶ」でなければ、途中で目的を見失って長期投資ができなくなってしまう。
- また、目的が明確であればあるほど、日常生活でも目的意識を持って頑張れるようになる。
雑感など
- 投資関連以外では、ドイツの社会システムについての話題が出て、参加者全員が(多分)興味津々で勉強しました。
- いんべすさん、幹事役お疲れ様でした。いずれまた、今回のような楽しい飲み会を企画していただけると嬉しいです。
- 私は、主に為替取引が面倒そうで米国株投資を食わず嫌いだったのですが、証券会社のシステム整備が進んで「もはや時代が変わった」ということが分かりました。
- また、配当金の受領に(課税されるとしても)嬉しい感情が湧くのは自然なことだという点と、十分な配当金収入があれば資産を取り崩す必要がないという点の2点が、強く印象に残りました。
コメントを表示します