金融庁が「つみたてNISA対象商品届出一覧」を公表
金融庁が2017年10月2日付で、つみたてNISA対象の金融商品として届出のあったファンド一覧を公表しています。
金融庁のサイトによると、現時点で総勢103本のラインナップとなっています。
アセットクラス毎のラインナップ
ベンチマーク | 本数 |
---|---|
TOPIX | 11 |
日経225 | 10 |
JPX日経インデックス400 | 5 |
MSCI-KOKUSAI(MSCI World Index) | 14 |
S&P500 | 2 |
MSCIエマージング・マーケット・インデックス | 8 |
FTSE RAFIエマージングインデックス | 1 |
MSCI ACWI | 4 |
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス | 1 |
CRSP USトータル・マーケット・インデックス | 1 |
(バランスファンド) | 33 |
(アクティブファンド) | 13 |
合計 | 103 |
DC専用商品のつみたてNISA開放が5本
ラインナップで目を引くのは、確定拠出(DC)年金専用商品からつみたてNISA兼用商品へと転換したバランスファンドが存在する点です。
該当の5本については、以下の通りです。信託報酬率(%)は、税抜です。
ファンド名称 | 信託報酬率 |
---|---|
三井住友・DCターゲットイヤーファンド2040(4資産タイプ) | 0.420 |
三井住友・DCターゲットイヤーファンド2045(4資産タイプ) | 0.420 |
ダイワ・ライフ・バランス30 | 0.180 |
ダイワ・ライフ・バランス50 | 0.200 |
ダイワ・ライフ・バランス70 | 0.220 |
スタートダッシュへの準備は整ったか
つみたてNISAの制度設計時には、対象商品の制約が厳しすぎるなどの批判もありましたが、スタート時点で103本のファンドが揃い、無難な船出ができそうです。
証券会社も相次いで、つみたてNISA口座の開設キャンペーンなどを行い、つみたてNISA口座の獲得競争が早くも始まっています。
つみたてNISAは、投資経験のない方でも比較的安心して始められる制度設計となっていますから、これを契機に投資人口が一気に増えてくれると嬉しいですね。
追記(2017年10月2日)
「DC専用商品のつみたてNISA開放が5本」の項を追記しました。
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