AM-Oneがたわらノーロードシリーズにバランスファンド5本を追加
EDINETの有価証券届出書によると、AM-Oneが2017年11月24日付で、たわらノーロードシリーズにバランスファンド5本を追加します。
5本には「保守型」「安定型」「安定成長型」「成長型」「積極型」と付されており、アセットアロケーションがそれぞれ異なっています。
ラインナップ
表内の信託報酬率(%)は、すべて税抜です。
名称 | ベンチマーク | 信託報酬率 |
---|---|---|
たわらノーロード スマートグローバルバランス(保守型) | 合成指数 | 0.500 |
たわらノーロード スマートグローバルバランス(安定型) | 合成指数 | 0.500 |
たわらノーロード スマートグローバルバランス(安定成長型) | 合成指数 | 0.500 |
たわらノーロード スマートグローバルバランス(成長型) | 合成指数 | 0.500 |
たわらノーロード スマートグローバルバランス(積極型) | 合成指数 | 0.500 |
ベンチマーク
本ファンドのベンチマークと、設定時に予定しているアセットアロケーションは、以下の通りです。
アセットクラス | ベンチマーク | 保守型(%) | 安定型(%) | 安定成長型(%) | 成長型(%) | 積極型(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
国内株式 | TOPIX(配当込み) | 4 | 5 | 6 | 9 | 12 |
先進国株式 | MSCI-KOKUSAI(配当込み、円換算) | — | 1 | 6 | 12 | 18 |
先進国株式(ヘッジあり) | MSCI-KOKUSAI(配当込み、円換算、為替ヘッジあり) | 5 | 19 | 22 | 24 | 26 |
新興国株式 | MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算) | 1 | 2 | 3 | 5 | 6 |
国内債券 | NOMURA-BPI総合 | 57 | 30 | 21 | 12 | 3 |
先進国債券 | シティ世界国債インデックス(除く日本、円換算) | 4 | 7 | 4 | — | — |
先進国債券(ヘッジあり) | シティ世界国債インデックス(除く日本、円換算、為替ヘッジあり) | 29 | 30 | 23 | 16 | 7 |
新興国債券 | JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド(円換算) | — | — | — | — | — |
国内REIT | 東証REIT指数(配当込み) | — | 6 | 9 | 11 | 13 |
先進国REIT | S&P先進国REIT指数(除く日本、配当込み、円換算) | — | — | 6 | 11 | 15 |
みずほグループ専用商品?
5本のアセットアロケーションの比率については、みずほ第一フィナンシャルテクノロジーの投資助言に基づき、年2回見直すとしています。
販売会社はみずほ銀行のみとなっており、同行でどのように取り扱うのか要注目といったところですが、若干割高な信託報酬率が気にかかります。
このように、5本は、同社の属するみずほグループが密接に関わっている点で、たわらノーロード バランス(堅実型/標準型/積極型)とは異なるようです。
アセットアロケーションの意図を示して欲しい
合成指数をベンチマークとするバランスファンド全般に言えることですが、投資家としては、アセットアロケーションの意図を示してもらえると嬉しいですね。
有価証券届出書に以下のような簡単な記載はあるものの、リスク・リターン特性などを基に決定しているはずですから、その過程を見えるようにして欲しいということです。
- 保守型
- 安定した収益の確保を図ることを目的として、運用を行います。
- 安定型
- 安定した収益の確保と信託財産の着実な成長を図ることを目的として、運用を行います。
- 安定成長型
- 信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を図ることを目的として、運用を行います。
- 成長型
- 信託財産の成長を図ることを目的として、運用を行います。
- 積極型
- 信託財産の成長を図ることを目的として、積極的な運用を行います。
もっとも、目論見書などに手厚く記載されるかもしれませんから、投資する際はそちらを確認すべきでしょう。
おことわり
有価証券届出書は、金融商品取引法に基づき、有価証券の発行者が内閣総理大臣に提出する書類であり、EDINETは、それら書類を閲覧するための電子開示システムです。
有価証券には、個人投資家が実質的に取引できないものも存在します。また、その旨を有価証券届出書に明記していなかったり、有価証券届出書そのものを取り下げたりする場合があります。
本記事は、有価証券届出書の開示内容に基づき作成しているため、このような事情により、読者の皆様が必ずしも当該有価証券を取引できるとは限らないことを、予めご承知おきください。
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