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つみたてNISA Meetup in 札幌×コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べin札幌#60に参加しました

札幌証券取引所の大会議室のイメージ

つみたてNISA Meetup in 札幌×コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べin札幌(k2k2sap)#60に参加しました。

前者が34名、後者が30名の参加者で盛況となり、また広く深く見聞することができました。

また、日本証券業協会のマスコットキャラクターとうしくんも登場し、記念撮影する方が多くいらっしゃいました。

概要

つみたてNISA Meetup in 札幌

日時
2017年12月9日 16:00-17:30
場所
札幌証券取引所 2F 大会議室

コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べin札幌#60(懇親会)

日時
2017年12月9日 18:00-20:00
場所
原始焼き酒場 ルンゴカーニバル 極店

配布資料

主な質疑応答

金融庁総務企画局政策課の今井利友さんと、経済評論家の山崎元さんのお二方が回答してくださいました。

いちろーさんの記事なるたくさんの記事ジャムぞうさんの記事も併せてご覧ください。

つみたてNISAが恒久化される可能性はあるか。
2018年度税制改正では恒久化が見送られたが、これを「失敗」とは捉えていない。新制度の使われ方・定着度合いを検証した上で、恒久化に相応しい制度となっているか否かを今後判断していく必要があると考えている。
積立中に自身が死んでしまった場合、NISA口座はどうなるのか。
非課税口座から課税口座へ移行した上で相続手続きなどに入ることとなる。英国ISAには非課税口座の継続制度があるため、今後検討していきたい。
なお、例えば、非課税口座で40万円を積み立て、評価額が100万円の時点で死んだ場合、課税口座へ100万円が移行され、含み益の60万円には課税されない。
そもそも、国が投資を勧奨するのは何故か。
従来のように預金ばかりが積み上がると、その預金を預かる銀行にリスクが集中することになる。そして、銀行に問題が起きると金融システム全体へ一気に悪影響が波及する。一方、預金から投資へ資金が動くと、金融システム全体に係るリスクが分散されると同時に、直接投資が経済成長に寄与すると考えられる。これはすなわち、金融政策そのものである。
また、実情としては、公的年金の支給額引き下げが不可避であり、個々人の資産形成を通じて老後生活への自助努力を促しているという見方もある。
投資家保護基金の制度は、NISA口座の金融商品にも適用されるのか。
その通りである。
一般NISA・ジュニアNISA・つみたてNISAの制度を一本化することはあり得るか。
つみップでは「シニアNISA」まで提案されており、複雑で分かりにくいことは承知している。また、国税庁からも一本化するよう要請されている。とはいえ、いずれの制度にも利点・欠点があり、どれかに片寄せするわけにもいかない。投資家が制度選択しやすくなる方策を検討中である。
(つみたてNISA対象商品にも含まれている)バランスファンドについては、どのような認識か。
商品を一本化できるため分かりやすくて良いという意見と、商品の中身を把握しにくく、「分かりやすさ」には価値を見出せないという意見があり、その良し悪しについては、未だしばらく議論が続きそうである。
個人的には後者の意見であり、中身を把握しにくい最たる例がラップ口座である。それよりも自身で中身を取捨選択すべきであると考える。
つみたてNISAについて、例えば銀行へ相談しに行っても問題ないか。
一般論として、銀行のような利害関係者にお金の相談をするのは(カモにされるため)アウトである。ただし、つみたてNISAに限っては、銀行はどうやっても儲けられないため、むしろ真っ当なアドバイスを得られると考えることもでき、セカンドベストだと言えるだろう。
例えば、つみたてNISAの非課税枠40万円を一旦使い切り、そのうち20万円を売却した場合、空いた20万円分の枠は再利用できるか。
使った枠は再利用できない。
アセットアロケーションを検討する上でGPIFのポートフォリオが参考になるが、その為替リスクが大きすぎるように感じる。
運用側でも議論が出ている。目下の購買力平価と金融緩和政策を考慮すると、円高リスクに備えるほうが良いだろう。
iDeCoは現状、60歳に達すると拠出できなくなるが、これは制度の不備ではないか。
一般企業は、iDeCoを年金としてではなく退職金として考え、扱っている。厚生労働省や経済産業省など監督官庁の考え方の違いから、結果的に年金制度としてちぐはぐな設計になっているのは否定できない。
つみたてNISAの対象商品としてETFが追加されたものの、実際の積み立てイメージが分からない。
証券会社で株式累積投資(るいとう)を契約することにより、1口に達しない金額でも購入できるようになる。なお、現時点では、大和証券のつみたてNISA口座で大和証券投資信託委託対象ETFを購入する方法しかなく、他社は対応を見送っている状態である。
一般NISAとつみたてNISAのどちらを選択するか迷っている。どのように考えれば良いか。
月額10万円の積立は難しいが、月額3万円ならば可能だという人には、つみたてNISAのほうが非課税の年数が長く適切である。一方、月額10万円の積立が可能であったり、あるいは退職金などまとまったお金が手許にある人には、より多くの資金を投入できる一般NISAのほうが適切な場合もある。

懇親会

  • 短い時間でしたが、周りの方々と楽しくお話しすることができました。
  • 私のブロガー名刺を快くお受け取りくださった皆様、ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。
  • 拙作アセットツールをご利用くださっている方が思いのほか多く、大変嬉しく思っています。ツール作成・改良のモチベーションも高まりました。

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