KDDIが大和証券グループとの合弁会社「KDDIアセットマネジメント」を設立
KDDIと大和証券グループが2018年2月8日付で、両社の資本業務提携、および合弁会社KDDIアセットマネジメント株式会社の設立について発表しています。
ニュースリリースによると、本合弁会社は、人生100年時代におけるお客様の資産形成
をサポートするとしています。
同社は今後、「資産形成分野」と位置付ける投資信託とiDeCo(個人型確定拠出年金)の両事業分野について、スマホアプリの開発・提供などを通じて、主に若年層の取り込みに注力するものと推測します。
尖ったサービスに期待したい
セゾン投信やSMAM投信直販ネットなどのように、運用会社が自社の投資信託を直販する事例は既にありますし、iDeCoの運営管理機関についても、ネット証券を中心に競争が激化しています。
同社が両事業分野へ参入するにあたり、果たして勝算はあるのか、私には皆目見当がつきません。
いずれも超低コスト競争中であり、サービスの提供側に旨みは少ないため、例えば若年層の取り込みに成功したとしても、その先の事業が成立するようには見えないからです。
ただ、仮に「キャリア決済」のスキームが使えるようになれば、投資信託の購入やiDeCoの拠出において、事実上のクレジットカード払いが可能となり、競合よりも優位に立てる可能性は考えられます。
そのような尖ったサービスを実現できれば、私もひょっとすると「乗り換え」を検討するかもしれません。今後の事業展開が楽しみです。
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