カブドットコム証券がPTS取引サービスを開始へ
カブドットコム証券が2018年3月15日付で、SBIジャパンネクストとチャイエックス・ジャパンが提供するPTS(私設取引システム)に接続し、PTS取引サービスを開始すると発表しています。
プレスリリースによると、モルガン・スタンレーの取引システムを導入し、2018年8月よりSOR注文を利用できるようになります。
高度なSORを実現
本サービスは類似サービスと異なり、既に発注済みの注文に対してもSOR判定を行い、より有利な条件が生じた場合には、自動的に注文を(一部)取り下げ、別市場で注文し直す機能が備わっています。
さらに、2018年秋には、松井証券の価格改善サービス「ベストマッチ」と同様、SOR注文の前段において同社顧客の注文と機関投資家の注文をマッチングさせ、可能であれば立会外取引を用いる(ダークプール)機能の提供を予定しています。
ネット証券各社の手数料競争が終盤へと差し掛かり、サービス競争がいよいよ本格化してきました。
今般、iDeCoやつみたてNISAを契機として個人投資家の増加が予想されており、低廉な手数料と良質なサービスを両立できる証券会社に口座数や取引が集中する可能性もあります。
個人的には、このような個人投資家の目線に立ったサービス拡充・改善が、ネット証券各社の顧客獲得競争に繋がることを期待しています。
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