新次元の収益機会を提供する指数「EPWI」がローンチへ
米国の新興企業Example Domain社が2018年4月1日付で、インデックス投資に新次元の収益機会を提供する指数「EPWI」(Eight-minute-difference Parallel World Index)の開発に成功し、MSCI社に採用される見込みだと発表しています。
同社のプレスリリースによると、EPWIに連動するインデックスファンドは、指数の正式採用後、早ければ2018年末にも設定されるとしています。
また、同様の債券・REITインデックスについても、早期の開発を目指しているとのことです。
EPWIとは
EPWIは、同社が米国防省の極秘調査に協力した見返りとして、パラレルワールドのうち「8分違いのパラレルワールド」と呼ばれる並行世界への独占的なアクセス権を得たことに伴い、それを投資分野に適用すべく開発されました。
そのような経緯から、他の指数シリーズとは異なり、本指数の算出主体はMSCI社ではなくExample Domain社となります。
同社はまた、米政府からの指示により、当該並行世界における株式個別銘柄や経済動向などについては、一切の情報を開示できないとしています。
そのため、EPWI連動型インデックスファンドは組成できても、当該並行世界を投資対象とするアクティブファンドは組成できないという、ちぐはぐな投資環境となる模様です。
なお、本指数は、1970年1月1日(当該並行世界における2038年1月19日)の基準値を1,000,000,000とする時価総額加重平均型株価指数であり、2018年3月30日時点では2,147,483,647となっています。
特有のリスクに注意が必要
本指数は、通常の投資リスクに加え、パラレルワールドに特有とも言えるリスクを内包しています。
例えば、当該並行世界への相互アクセスに関するリスクや、EPWI構成銘柄の情報が開示されないリスクなどが挙げられます。
また、現在のところ、当該並行世界へのアクセス手段は米国のみが握っているため、米国依存のカントリーリスクも生じます。
投資家は、これらのリスクを十分に認識した上で投資しなければ、思わぬ損失を被る可能性があり、十分な注意が必要です。
その他、本指数は同社しか算出できないことから、ライセンスフィーが高額となる可能性も考えられ、現時点ではコスト面に不安が残ります。
科学的で信頼のおける投資対象
パラレルワールドの代表的な指数になりそうなEPWIですが、時代遅れの識者は、パラレルワールドなどそもそも存在しないとの批判を浴びせることでしょう。
パラレルワールドの存在は、古来より書籍や口頭伝承を通じて知られてきたという歴史があります。しかし、本記事に示すパラレルワールドは、そのような空想上のパラレルワールドとは本質的に異なるものです。
その証拠に、最新の研究では、重力波から「余剰次元の呼吸」を検出することでパラレルワールドを物理学的に証明する取り組みや、弦理論より量子力学的に解明しようという試みがなされています。
もはや、現代科学においてパラレルワールドの存在を疑う余地はなく、単に我々が知らないだけなのです。
その点において、例えば、登場間もないブロックチェーン技術とデジタルデータにのみ依存する仮想通貨とは異なり、パラレルワールドは、投資対象としての信頼性も十分に有していると言えるでしょう。
将来、誰でも自由にパラレルワールドと往来できるようになれば、パラレルワールドへの投資価値が高まり、EPWIは急騰するでしょうから、今から少額を振り分けておくのが無難かもしれませんね。
追記(2018年4月1日)
本記事はエイプリルフール記事であり、出鱈目です。MSCI社は本件に一切関係ありませんし、Example Domain社は実在しません。
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