三井住友銀行が個人型確定拠出年金(iDeCo)「SMBC個人型プラン」に9ファンドを追加
三井住友銀行が2018年5月28日付で、個人型確定拠出年金(iDeCo)「SMBC個人型プラン」に投資信託9本を追加しています。
J-PECの案内によると、9本の内訳は、インデックスファンドが6本、アクティブファンドが3本となっています。
なお、手数料については、三井住友銀行の個人型確定拠出年金(iDeCo)「SMBC個人型プラン」が運営管理手数料を引き下げの記事の通りです。
追加ファンドのラインナップ
表内の信託報酬率(%)は、すべて税抜です。
インデックスファンド
アセットクラス | 名称 | 信託報酬率 |
---|---|---|
複合 | ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンド | 0.600 |
複合 | 三井住友・資産最適化ファンド(1安定重視型) | 0.920 |
複合 | 三井住友・資産最適化ファンド(2やや安定型) | 0.920 |
複合 | 三井住友・資産最適化ファンド(3バランス型) | 0.920 |
複合 | 三井住友・資産最適化ファンド(4やや成長型) | 0.920 |
複合 | 三井住友・資産最適化ファンド(5成長重視型) | 0.920 |
アクティブファンド
アセットクラス | 名称 | 信託報酬率 |
---|---|---|
国内株式 | SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ <DC年金>(愛称jrevive<DC年金>) | 1.500 |
内外株式 | GSグローバル・ビッグデータ投資戦略Bコース(為替ヘッジなし) | 1.225 |
外国株式 | 日興レジェンド・イーグル・ファンド(資産成長コース) | 1.120 |
6本よりも3本のほうに価値あり
インデックスファンドの6本は、すべてバランスファンドとなっています。
「三井住友・資産最適化ファンド」の5本は、戦術的資産配分(TAA)により目標リスク水準を調整してくれますが、信託報酬率が0.920%と割高なため、コストパフォーマンスには疑問符が付きます。
また、「ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンド」は、基準となるアセットアロケーションを設定しているものの、その決定過程が不明な上、同様に低コストとは言えず、積極的に活用しにくいのが難点です。
一方、アクティブファンドの3本は、各々異なる投資戦略に基づき、国内外の株式を投資対象として運用しています。
いずれも、アクティブファンドとしては順当な信託報酬率を提示しており、iDeCoの運用にアクセントを添える存在となるでしょう。
そのため、今回の追加ラインナップにおいては、インデックスファンドよりもアクティブファンドのほうに価値があると言えそうです。
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