楽天投信投資顧問が超低コストバランスファンド3本を新規設定
EDINETの有価証券届出書によると、楽天投信投資顧問が2018年7月20日付で、バンガードのETFやファンドを用いるFOFsのバランスファンドを新規設定します。
3本は、株式:債券の投資比率が70:30の「株式重視型」、50:50の「均等型」、30:70の「債券重視型」となっています。
ラインナップ
表内の信託報酬率(%)は、すべて税抜です。
名称 | 信託報酬率 |
---|---|
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型) | 0.235 |
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型) | 0.245 |
楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型) | 0.255 |
「楽天・バンガード・ファンド」の一翼を担うか
3本はいずれも、以下の2ファンドを投資対象としています。
- バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
- 全世界の株式を投資対象とする、米国籍のETFです。
- ベンチマークは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスです。
- 信託報酬率は、0.100%です。
- バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド
- 日本を含む世界の投資適格債券(国債・政府間連債・社債・資産担保証券)を主要投資対象とする、アイルランド籍のインデックスファンドです。
- ベンチマークは、ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックス(為替ヘッジあり)です。
- 信託報酬率は、0.150%です。
このように、十分に分散されたポートフォリオを超低コストで保有できるため、使い勝手に優れるバランスファンドとなるのは間違いないでしょう。
ただ、両者への投資比率(70:30~30:70)の意図については、特に説明がありませんでした。今後のアナウンスに期待したいですね。
おことわり
有価証券届出書は、金融商品取引法に基づき、有価証券の発行者が内閣総理大臣に提出する書類であり、EDINETは、それら書類を閲覧するための電子開示システムです。
有価証券には、個人投資家が実質的に取引できないものも存在します。また、その旨を有価証券届出書に明記していなかったり、有価証券届出書そのものを取り下げたりする場合があります。
本記事は、有価証券届出書の開示内容に基づき作成しているため、このような事情により、読者の皆様が必ずしも当該有価証券を取引できるとは限らないことを、予めご承知おきください。
追記(2018年7月3日)
記事初出時、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の信託報酬率を0.150%と記載していましたが、正しくは0.100%ですので、修正しました。
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