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株式取引手数料無料の「STREAM」が現物取引サービスを開始

STREAMのロゴのイメージ

スマートプラスが2018年8月18日付で、同社のスマホアプリ「STREAM」における現物取引サービスを開始したと発表しています。

プレスリリースによると、東証上場銘柄のうち国内株式・ETF(JDRや外国籍のものを除く)・REITの取引が可能となります。

その他、同アプリ内に形成されているコミュニティーでの意見交換や、「コミュニティーポイント」に応じた信用取引(2018年秋頃に開始予定)の金利優遇、「STREAMユーザー会」(オフ会)などのサービス提供も開始、または開始予定となっています。

「手数料無料」の衝撃

本サービスの最大の特徴は、「SMART取引」によって株式取引手数料(株式委託手数料)を無料としている点です。

SMART取引では、東証の立会外取引(ToSTNeT-1)を活用し、立会取引よりも有利な価格での約定を目指します。

ToSTNeT-1を活用する他社サービスとしては、松井証券ベストマッチ(立会外クロス取引)マネックス証券立会外セールが挙げられますが、SMART取引がこれらと異なるのは、有利な価格で約定した場合に限り、その差額の50%を取引手数料として徴収する点です。

具体的には、立会取引の気配値が50,000円、立会外取引の気配値が49,800円の時に立会外取引で約定すると、その差額200円のうち100円が取引手数料となり、取得価格は49,900円となります。

また、立会取引の気配値が50,000円の時に立会取引で約定すると、取引手数料は0円、取得価格は50,000円となります。

つまり、取得価格が(立会取引での)約定価格と同額以下になるのですから、ユーザーにとって大変魅力的な手数料体系だと言えるでしょう。

競合他社がこの手数料体系に追従するのは困難だと予想されますから、同社が短期間に多数の顧客を獲得することも考えられます。

STREAMの衝撃が今後、証券業界にどう波及していくのか、非常に楽しみですね。

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