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大和証券投資信託委託がiFreeシリーズにTOPIX Small連動型を含む3ファンドを追加

iFreeシリーズのロゴのイメージ

EDINETの有価証券届出書によると、大和証券投資信託委託が2018年10月19日付で、iFreeシリーズに様々なタイプの3ファンドを追加します。

注目すべきは、日本の小型株の値動きを示す「TOPIX Small」への連動を目標とするインデックスファンドでしょう。

ラインナップ

表内の信託報酬率(%)は、すべて税抜です。

名称ベンチマーク信託報酬率
iFreeNEXT 日本小型株インデックスTOPIX Small0.400
iFreeレバレッジ NASDAQ100NASDAQ100指数(米ドル換算)の値動きの2倍程度(為替ヘッジあり)0.900
iFreeActive メディカルデバイス(なし)1.110

概要

3ファンドの概要は、以下の通りです。

iFreeNEXT 日本小型株インデックス

日本の小型株市場の値動きを捉えるTOPIX Smallへの連動を目標とします。

ベンチマークのTOPIX Smallは、東証1部上場株式のうち、TOPIX500採用銘柄(時価総額が大きく流動性の高い500銘柄)を除くすべての銘柄で構成される指数です。

iFreeレバレッジ NASDAQ100

現物と先物の買建玉の合計が、純資産総額の2倍程度となるように運用します。

ベンチマークのNASDAQ100指数は、米国ナスダック市場上場株式のうち、金融業を除き、時価総額の大きい100銘柄で構成される指数です。

iFreeActive メディカルデバイス

日本を含む世界の医療関連機器・技術関連株式のうち10~20銘柄程度を組み入れるテーマ型ファンドです。

「メディカルデバイス・マザーファンド」を投資対象とします。

TOPIX Smallに「再」チャレンジ

iFreeNEXT 日本小型株インデックスは、組成例の少ないTOPIX Small連動型インデックスファンドであり、本ファンドを通じて低コストで小型株市場にアクセスできるようになります。

同一ベンチマークのものとしては、日興AMの「上場インデックスファンドTOPIX Small日本小型株」(証券コード1318、信託報酬率0.500%)が挙げられますが、2015年7月8日付で繰上償還されており、現時点で直接の競合商品はない模様です。

人気が出なかったという先例がありつつも、本ファンドの新規設定に至ったことは大変に嬉しいのですが、果たして勝算があるのかという点では、やや心配です。

小型株市場は従来より人気が高いものの、ファンド経由での投資よりも株式現物投資のほうが活発であり、商品性として馴染みにくい側面があるのかもしれません。

しかし、小型株には、流動性が低く値動きが荒くなりやすい特性があり、現物を売買する際に悩まされるケースも少なくありません。

一方、本ファンドは売買が容易であり、分散投資を通じて「小型株効果」を安定的に享受できる点が魅力です。

小型株投資への潜在的なニーズが本ファンドの人気上昇に繋がることを、私は願っています。

おことわり

有価証券届出書は、金融商品取引法に基づき、有価証券の発行者が内閣総理大臣に提出する書類であり、EDINETは、それら書類を閲覧するための電子開示システムです。

有価証券には、個人投資家が実質的に取引できないものも存在します。また、その旨を有価証券届出書に明記していなかったり、有価証券届出書そのものを取り下げたりする場合があります。

本記事は、有価証券届出書の開示内容に基づき作成しているため、このような事情により、読者の皆様が必ずしも当該有価証券を取引できるとは限らないことを、予めご承知おきください。

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