日興AMのETF「上場インデックスファンドNifty50先物(インド株式)」の上場廃止・繰上償還が決定
日興AMが2018年10月11日付で、同社のETF「上場インデックスファンドNifty50先物(インド株式)」(証券コード1549、略称上場インド株)の上場廃止と繰上償還が決定したと発表しています。
お知らせによると、同日に実施した書面決議の結果、受益権総口数に対して3分の2以上の受益権口数が賛成の意思表示をしたため、同社の提案通り、2018年11月14日付で繰上償還となります。
東証も同日付でマーケットニュースを開示し、本ETFを整理銘柄に指定しています。
やむを得ない事情とはいえ、上場廃止・繰上償還に至ったことは大変残念です。
ただ、同社が本ETFの繰上償還の可能性について発表した2018年4月24日以降、方針が二転三転しながらも運用の継続に努力を重ねてきたのは事実であり、同社の真摯な姿勢を伺えた点においては意義深い出来事だったと言えるでしょう。
注意事項
なお、本ETFの繰上償還に際して、以下の点に注意が必要です。特に事情のない限り、償還前に売却するのが望ましいでしょう。
通常NISA口座で保有している場合
本ETFを売却せずに繰上償還を迎え、償還金において譲渡益が発生している場合、当該譲渡益がNISAの適用外となり、課税対象となるため、確定申告が必要となります。
特定口座で保有している場合
本ETFを売却せずに繰上償還を迎え、償還金において譲渡損益が発生している場合、当該譲渡損益が損益通算の対象外となります。ただし、確定申告により損益通算を行うことは可能です。
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