AM-Oneの「マネックス資産設計ファンド」シリーズ3本が信託報酬率を引き下げ
AM-Oneがマネックス証券向けに提供している「マネックス資産設計ファンド」シリーズ3本の信託報酬率が、2018年10月12日付で引き下げられています。
AM-Oneからの発表はありませんが、マネックス証券が最新情報で開示しています。
対象の3本は、以下の通りです。表内の新旧信託報酬率の単位は%、引き下げ幅の単位はポイントです。
ファンド名称 | 旧信託報酬率 | 新信託報酬率 | 引き下げ幅 |
---|---|---|---|
マネックス資産設計ファンド<育成型> | 0.950 | 0.500 | -0.450 |
マネックス資産設計ファンド<隔月分配型> | 0.950 | 0.500 | -0.450 |
マネックス資産設計ファンド エボリューション | 1.000 | 0.550 | -0.450 |
注目は何と言っても引き下げ幅です。さすがに「半額」とはなりませんでしたが、ようやく低コストと言える範囲に収まってきました。
なお、3本の商品性は、以下の通りです。
- 「マネックス資産設計ファンド<育成型>」と「マネックス資産設計ファンド<隔月分配型>」は、国内・先進国の株式・債券・REITの6アセットクラスを投資対象とするバランスファンドです。アセットアロケーションは、各アセットクラスの推計リスク・リターンに基づき決定します。
- 「マネックス資産設計ファンド エボリューション」は、先進国・新興国の株式・債券と先進国REITの5アセットクラスを投資対象とするバランスファンドです。アセットアロケーションは、各アセットクラスの推計リスク・リターンに基づき決定します。
各ポートフォリオの最終的な目標リスク・リターン水準が示されていない点は、やや不親切かもしれませんが、商品性に特段変わったところはなく、ごく普通のものだと言えるでしょう。
競合商品と比べてみると、コスト面では依然として不利なことには変わりませんが、まずは引き下げの決断と実行を率直に歓迎したいと、私は思っています。
併せて、マネックス証券が同日付で、マネックス証券のiDeCoにおいて「マネックス資産設計ファンド<育成型>」を採用し、同ファンドを指定運用方法として採用したと発表しています。
eMAXIS Slimシリーズを含む同社のiDeCoラインナップにおいて、同ファンドが必ずしも最適とは言えないかもしれませんが、指定運用方法に預金ではなくファンドを採用した点についても、同様に評価したいところです。
コメントを表示します