三菱UFJ国際投信がeMAXIS Slimシリーズに全世界株式(MSCI ACWI連動型)を追加
EDINETの有価証券届出書によると、三菱UFJ国際投信が2018年10月31日付で、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を新規設定します。
詳細については、以下の通りです。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(含む日本、配当込み、円換算)への連動を目標とします。
- 信託報酬率(税抜)は、0.142%です。
マザーファンドは、以下の3本です。
- 日本株式インデックスマザーファンド
- MSCIジャパン・インデックス(配当込み)への連動を目標とします。
- 外国株式インデックスマザーファンド
- MSCI-KOKUSAI(円換算)への連動を目標とします。
- 新興国株式インデックスマザーファンド
- MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算)への連動を目標とします。
MSCI ACWIはおおよそ、国内株式・先進国株式・新興国株式の(時価総額)比率が1:8:1となっており、3本の組入比率も同様になるでしょう。
つみたてNISAやiDeCoにも照準か
本ファンドは、eMAXISシリーズの焼き直しではない、eMAXIS Slimシリーズ独自のファンドとなります。
同社は今回、MSCIジャパン・インデックス連動型マザーファンドを始めて新規設定する模様であり、これによりMSCI ACWI(含む日本)連動型の本ファンドを設定・運用できるようになったものと推測します。
競合商品としては、信託報酬率(税抜)0.480%の全世界株式インデックス・ファンドが挙げられますが、競合の1/3以下となる0.338ポイントも低い信託報酬率を提示しており、同社の本気度が伺えます。
本ファンドは遅かれ早かれ、つみたてNISAの対象商品として選定されるでしょうし、従前よりMSCI ACWI(含む日本)連動型の超低コストインデックスファンドが待ち望まれていましたから、今後の純資産総額の積み上がりが実に楽しみです。
おことわり
有価証券届出書は、金融商品取引法に基づき、有価証券の発行者が内閣総理大臣に提出する書類であり、EDINETは、それら書類を閲覧するための電子開示システムです。
有価証券には、個人投資家が実質的に取引できないものも存在します。また、その旨を有価証券届出書に明記していなかったり、有価証券届出書そのものを取り下げたりする場合があります。
本記事は、有価証券届出書の開示内容に基づき作成しているため、このような事情により、読者の皆様が必ずしも当該有価証券を取引できるとは限らないことを、予めご承知おきください。
追記(2018年10月15日)
同社が2018年10月15日付で、本件プレスリリースを開示しています。
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