ピクテがiTrustノーロードシリーズに「iTrustセキュリティ」を追加
EDINETの有価証券届出書によると、ピクテ投信投資顧問が2018年12月21日付で、「iTrustセキュリティ」を新規設定します。
iTrustノーロードシリーズは、低コストのものを含むアクティブファンドシリーズであり、本ファンドを含めると計9本で展開することになります。
概要
概要については、以下の通りです。
- iTrustセキュリティ
- マザーファンドを通じて、世界のセキュリティ関連企業の株式に分散投資します。
- ベンチマークは、ありません。
- 信託報酬率は、1.330%です。
「セキュリティ関連企業」の定義が幅広い
同社は、セキュリティ関連企業として以下の3種類を例示した上で、「日常生活に欠かせない安心へのニーズに応える製品・サービスを提供する企業」と定義しています。
- 暮らしの安心
- 食品・製品検査や警備サービス、防犯カメラなどに関連する企業が該当します。
- 移動の安心
- 安全運転支援システムや空港のセキュリティチェック、港湾の保安などに関連する企業が該当します。
- 情報の安心
- 電子決済システムやネットワーク管理システム、マルウェア対策などに関連する企業が該当します。
なお、軍需・原子力に関連する事業での売上高が全体の5%以上を占める企業については、投資対象から除外するとしています。
iTrustノーロードシリーズはアクティブファンドであるため、コア投資には向きませんが、サテライト投資には活用できそうです。
本ファンドは、テーマ型としては幅広い範囲を扱うため、運用期間も比較的長くなることが予想されます。
今後、どの程度の人気を集めることができるか、楽しみですね。
おことわり
有価証券届出書は、金融商品取引法に基づき、有価証券の発行者が内閣総理大臣に提出する書類であり、EDINETは、それら書類を閲覧するための電子開示システムです。
有価証券には、個人投資家が実質的に取引できないものも存在します。また、その旨を有価証券届出書に明記していなかったり、有価証券届出書そのものを取り下げたりする場合があります。
本記事は、有価証券届出書の開示内容に基づき作成しているため、このような事情により、読者の皆様が必ずしも当該有価証券を取引できるとは限らないことを、予めご承知おきください。
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