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LINEとみずほFGが共同でネット銀行(スマホ銀行)や個人向けスコアリング・ローンサービスに参入へ

LINEとみずほのロゴ

LINEやみずほFGなどが2018年11月27日付で、ネット銀行(スマホ銀行)を新設し、銀行業に参入することを決定したと発表しています。

LINEのNEWS ROOMによると、新銀行の詳細は今後詰めるとしながらも、両グループの共同出資により準備会社を設立する点については、既に合意しています。

なお、同社への出資比率は、LINE Financialが51%、みずほ銀行が49%となっています。

さらに、両グループが同日付で、個人向けスコアリング・ローンサービスの展開に向けて、みずほFGなどがLINE Creditに出資することでも合意したと発表しています。

みずほ銀行のニュースリリースによると、同社への最終的な出資比率は、LINE Financialが51%、みずほ銀行が34%、みずほFG傘下のオリエントコーポレーション(オリコ)が15%になるとしています。

ちなみに、両事業への参入時期は、未定となっています。

両グループの英知と顧客基盤を結集か

LINE Financialは、2018年10月19日付でLINEスマート投資FOLIOとの協働により開始し、証券業へ参入したばかりです。

これに続けて銀行業や消費者金融業にも参入するとなれば、7,800万人の月間利用者数を抱えるLINEは将来、情報通信業から金融サービス業へと大きく転換する可能性を秘めることになります。

また、みずほ銀行は、2017年9月25日付でAIスコア・レンディングをソフトバンクとの合弁会社J.Scoreを通じて開始していますが、そのノウハウを活用し、個人向けスコアリングサービスの「LINEスコア」や個人向け無担保ローンサービス「LINEポケットマネー」を提供したいとしています。

みずほ銀行は、3大メガバンクの一角を占めているものの、銀行業では収益性の低下に苦しんでいますし、みずほFGは、「One MIZUHO」の総合力を強化するために、次の一手を模索していたに違いありません。

したがって、みずほFGがLINEと手を組んだのは、ネット銀行の隆盛に乗り遅れまいとの危機感に加え、収益性の高い個人向けローンでもシェアを拡大したいとの思惑が働いたからだと容易に想像できます。

両グループの急接近が今後、金融業界にどのような影響を及ぼすのか、そして顧客に対してどのようなサービスを提供していくことになるのか、非常に楽しみですね。

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