ニッセイAMがDC向けターゲットデート型ファンドの信託報酬率引き下げとラインナップ拡充を発表
ニッセイAMが2018年12月25日付で、同社の確定拠出(DC)年金向け「DCニッセイターゲットデートファンド」シリーズ4本の信託報酬率を引き下げるとともに、新たに4ファンドを追加し、計8本をラインナップすると発表しています。
プレスリリースによると、引き下げと追加は、いずれも2019年1月10日付としています。
信託報酬率引き下げ対象ファンド一覧
表内の信託報酬率(%)や引き下げ幅(ポイント)は、すべて税抜です。
名称 | 旧信託報酬率 | 新信託報酬率 | 引き下げ幅 |
---|---|---|---|
DCニッセイターゲットデートファンド2025 | 0.310 | 0.270 | -0.040 |
DCニッセイターゲットデートファンド2035 | 0.330 | 0.290 | -0.040 |
DCニッセイターゲットデートファンド2045 | 0.330 | 0.290 | -0.040 |
DCニッセイターゲットデートファンド2055 | 0.330 | 0.290 | -0.040 |
追加ファンド一覧
表内の信託報酬率(%)は、すべて税抜です。
名称 | 信託報酬率 |
---|---|
DCニッセイターゲットデートファンド2030 | 0.280 |
DCニッセイターゲットデートファンド2040 | 0.290 |
DCニッセイターゲットデートファンド2050 | 0.290 |
DCニッセイターゲットデートファンド2060 | 0.290 |
同社のコスト引き下げ努力は<購入・換金手数料なし>シリーズに限らない
ターゲットデート型ファンドとは、時間の経過に沿って段階的に目標リスク水準を引き下げる商品設計のものを指します。
しかし、目標リスク水準は、預金や債券の保有比率を引き上げることで容易に調整できますし、目標リスク水準の最適解は、当然ながら投資家毎に異なります。
そのため、一見して万人向けでありながら、必ずしもそのような商品設計になっていないという側面を持っています。
とはいえ、リスク管理を重視しつつも運用管理を任せたい投資家にとって、本シリーズは、コスト面でも十分に魅力な投資対象となり得るでしょう。
また、同社は、<購入・換金手数料なし>シリーズを中心に、これまで何度も信託報酬率を引き下げており、同社の努力には、多くの投資家が非常に高く評価しています。
そして今回、本シリーズのような目立たない商品についても、その努力を惜しまないという姿勢が示されたことで、同社への信頼感が一段と増したと言えるのではないでしょうか。
ちなみに、個人的には、この流れがDCニッセイ外国株式インデックスなどにも引き継がれて欲しいと願っています。
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