ロイヤリティマーケティングがPontaポイントを用いたポイント運用サービス「Pontaポイント運用」を開始へ
ロイヤリティマーケティングが2019年3月20日付で、同社のPontaポイントを用いたポイント運用サービス「Pontaポイント運用」を2018年4月9日付で開始すると発表しています。
ニュースによると、本サービスは、株価連動型ポイントサービスを開発・運用するSTOCK POINT社との提携に基づき提供します。
概要
本サービスの概要については、以下の通りです。
- 口座開設不要
- Pontaポイント保有者は、両社に新たな口座を開設することなく、誰でも本サービスを利用可能です。
- 銘柄選択可能
- Pontaポイントの運用対象となる株式銘柄を選択でき、株価の変動に応じてポイント残高も変動します。
- 少額運用可能
- Pontaポイントの預入は20ポイント以上1ポイント単位、引出は20ポイント以上20ポイント単位とし、少額での運用を可能としています。
- ただし、5%の引出手数料がかかるほか、運用手数料を別途課す予定だとしています。
気軽な投資体験からコスト意識の芽生えへと繋がるか
同様のサービスとしては、クレディセゾンの永久不滅ポイントによる運用口座が先行しており、同じくSTOCK POINT社が運営に協力しています。
こちらには無手数料のコースが存在するのに対して、本サービスでは運用中と引出の両方で手数料が発生し、これらは投資信託における信託報酬と信託財産留保額に相当します。
本サービスでは少額運用が可能なため、幅広い年齢層に投資体験を提供できる点は非常に素晴らしいのですが、引出手数料が5%というのは、率直なところ非常に高いと感じてしまいます。
つまり、本サービスは、投資による資産変動を体験しつつ、手数料が運用成績を大きく押し下げることを実感するには最適かもしれませんが、運用手段としては不適でしょう。
本サービスが多くの人に活用されるためには、手数料率の引き下げが不可欠であり、今後の改善に期待したいところです。
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