バリュートラスト|価値を生む・未来を託す・投資を歩く

実践重視の投資と家計管理の記録、運用管理に役立つアセットツール、最新ニュースをお届けする投資ブログです。

三菱UFJ国際投信がインデックスファンドなど計99本のベンチマークを「配当込み指数」に変更へ

>三菱UFJ国際投信のロゴのイメージ

三菱UFJ国際投信が2019年4月18日付で、同社の設定・運用するインデックスファンドなどについて、ベンチマークとして採用する指数を「配当除く」から「配当込み」へ変更すると発表しています。

プレスリリースによると、対象はETFを除くインデックスファンド・バランスファンドであり、変更は2019年7月から9月にかけて順次実施するとしています。

対象ファンドの一覧には、「eMAXIS Slim」「eMAXIS」「つみたてんとう」の各シリーズをはじめ、DC専用やラップ向けファンドも含む計99本が記載されています。

ベンチマークの「配当含む・除く問題」については、以前より個人投資家の間で様々に議論されています。それらを踏まえてなのか否かは分かりませんが、同社は今回、変更の理由を以下のように述べています。

弊社では、これまで株式の指数については、主に「配当除く指数」を使用してまいりました。これは、日常的に広く利用されている指数が「配当除く指数」であったことや、ファンド設定時に「配当込み指数」が公表されていない指数が存在したこと等が主な理由です。

一方、ファンドの運用では保有する資産から配当金を受け取るため、ベンチマークとして採用した「配当除く指数」とファンドの運用結果に配当相当分の差が生じておりました。

こうした状況を踏まえ、「eMAXISシリーズ」、「eMAXIS Slimシリーズ」、「つみたてんとうシリーズ」をはじめとした当社インデックスファンドにおいて、より一層わかりやすい情報提供を行うため、「指数に連動した運用成果を目指す」というインデックスファンドの商品性に、より適した「配当込み指数」に変更することといたしました。

これまで「配当除く」を採用していた理由としては、本ブログで2015年に考察した際に列挙した項目のうち、以下の2つが当てはまっていました。

  • (中略)運用会社によっては、配当込みTOPIXの指数の入手コストを削減するため、あえてTOPIXを選択している可能性や、販売会社の売り出しの都合上、呼び名としての通りが悪い配当込みTOPIXよりもTOPIXを好んで選択している可能性も考えられます(これが、買い込む個人投資家側の都合を蔑ろにしているという批判にあたります)。(中略)
  • 指数の入手のしやすさの面では、TOPIXはマスコミでも日常的に扱うほど公知の指数となっていますが、配当込みTOPIXは、そこまでの地位を獲得していません。そのため、個人投資家にとっては、入手しやすいTOPIXと比較できるほうが手軽だと考えられます。(中略)

インデックスファンドの重要性と有用性が広く知られるようになった現在、個人投資家の「配当含む」へのニーズはますます高まっており、同社は運用業界の先陣を切って、それに応えてくれました。

計99本のファンドのベンチマークを変更するのですから、その作業量や手間が莫大なものとなるのは容易に想像がつきます。それでも敢行する同社の意気込みには、ただただ頭が下がる思いです。

もっとも、各ファンドの運用プロセスや運用成績については、変更前後で何も変わらないはずですから、心配は無用でしょう。

同社のインデックスファンドの運用報告書は、今後さらに興味深く読めそうですね。

ソーシャルボタン

  • ツイート
  • シェア
  • LINE
  • ブックマーク
  • Pocket

関連記事

前後記事

前後の記事を表示します

コメント

コメント投稿時のメールアドレスは一般公開されませんのでご安心ください。

コメントを表示します

口座開設

相互リンク

  • 直近30日間の訪問数の多い順に表示します
  • 直近12時間の更新日時の新しい順に表示します

ツイート

  • ツイートの新しい順に表示します