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野村AMが日中ETFコネクティビティに向けてETF「上海株式指数・上証50連動型上場投資信託」の名称と商品性を変更へ

野村AMのNEXT FUNDSのロゴのイメージ

野村AMが2019年5月15日付で、同社のETF「上海株式指数・上証50連動型上場投資信託」(証券コード1309、略称上証50連動投信)について、名称および商品性を変更すると発表しています。

ニュースリリースによると、変更は2019年5月28日付となっています。

概要

本ETFの新旧概要については、以下の通りです。

項目
名称NEXT FUNDS ChinaAMC・中国株式・上証50連動型上場投信上海株式指数・上証50連動型上場投資信託
略称(不明)上証50連動投信
証券コード13091309
信託報酬率(税抜)0.856%~0.896%程度0.780%
実質投資対象ニュー・ノムラ・チャイナ・インベストメント・ファンド-チャイナAシェアーズ・インデックス・ファンドニュー・ノムラ・チャイナ・インベストメント・ファンド-チャイナAシェアーズ・インデックス・ファンド
野村上証50指数マザーファンド野村上証50指数マザーファンド
ChinaAMC China 50 ETF
円換算時の参照為替レート人民元ベースである対象株価指数の算出対象日の翌営業日の対顧客電信売買相場の仲値人民元ベースである対象株価指数と同日付の人民元・米ドル為替レート(中国人民銀行の発表する仲値)
米ドル・日本円為替レート(日本銀行が17時公表する為替レートの仲値)

日中ETFコネクティビティのトップバッターだが先行きが心配

同社によると、本変更は、日中ETFコネクティビティ(日本と中国のETFを両国間で相互上場可能とするスキーム)への参加に伴うものとしています。

2019年4月22日付のニュースリリースで触れている通り、同社は華夏基金(チャイナAM)社をパートナーとしていることから、チャイナAMの運用するChinaAMC China 50 ETFを本ETFの実質投資対象に加えることで同スキームに対応します。

なお、本ETFの月次レポートによると、2019年4月26日時点における本ETFの組入比率は、ケイマン籍の「ニュー・ノムラ・チャイナ・インベストメント・ファンド-チャイナAシェアーズ・インデックス・ファンド」(信託報酬率0.170%)が99.9%、「野村上証50指数マザーファンド」が0.0%、その他が0.1%となっています。

本スキームでは、相手方ETFへの投資比率を90%以上とすることが求められています。したがって、実質投資対象の追加という形式を取りつつも、実際には「ChinaAMC China 50 ETF」への一本化を意味していると言えます。

なお、本変更の理由として、同社では効率化や指数連動性の観点を挙げていますが、それに伴う信託報酬率の上昇について何も触れていない点が非常に気がかりです。

現時点で「ChinaAMC China 50 ETF」の経費率は0.6%、本ETFの信託報酬率は0.300%ですから、実質信託報酬率は0.900%となり、変更前の0.780%と比べて0.120ポイントも割高になります。

為替レートの変更についても、変更の前後で基準価額の連続性に影響を及ぼす可能性がありますが、同じく触れていません。同社の都合で商品性を変更するにもかかわらず、受益者への十分な説明や配慮が伺えず、その姿勢には疑問を抱かざるを得ません。

同社が運用会社として同スキームへの意気込みを示すのは結構ですが、それが仮にも受益者の軽視へと繋がるのならば本末転倒でしょう。個人的には、同社の対応があまりに拙速かつ安直ではないかと感じた次第です。

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