大和証券投資信託委託が「ダイワつみたてインデックス」シリーズ4ファンドの信託報酬率を引き下げへ
大和証券投資信託委託が2019年6月5日付で、ダイワつみたてインデックスシリーズ4ファンドの信託報酬率引き下げと3ファンドの新規追加を発表しています。
プレスリリースによると、対象ファンドは国内株式・先進国株式・国内債券・先進国債券の4本すべて、引き下げ日は2019年8月24日付となっています。
新規追加の3ファンドについては、2019年5月27日付の大和証券投資信託委託が「ダイワつみたてインデックス」シリーズにバランスファンド3本を追加の記事の通りです。
概要
概要については、以下の通りです。
信託報酬率(税抜)の単位は%、引き下げ幅の単位はポイントです。
ファンド名称 | 旧信託報酬率 | 新信託報酬率 | 引き下げ幅 |
---|---|---|---|
ダイワつみたてインデックス日本株式 | 0.180 | 0.140 | -0.040 |
ダイワつみたてインデックス日本債券 | 0.150 | 0.120 | -0.030 |
ダイワつみたてインデックス外国株式 | 0.205 | 0.140 | -0.065 |
ダイワつみたてインデックス外国債券 | 0.195 | 0.140 | -0.055 |
「大和証券のiDeCo」のコスト競争力が大幅アップへ
本シリーズは、2018年8月16日の新規設定時より超低コストを志向していたものの、競合ファンドが相次いで信託報酬率を引き下げた結果、少々見劣りするようになっていました。
また、本シリーズを採用する「大和証券のiDeCo」においても、同様の理由により、競合他社のiDeCoプランからコスト面で引き離され始めていました。
同社が今回、競合ファンドと対等に渡り合える水準に引き下げることで、本シリーズや「大和証券のiDeCo」のテコ入れを狙っているのは間違いないでしょう。
これにより、「大和証券のiDeCo」の競争力が大幅に引き上げられ、超低コストiDeCoプランとしてもトップランナーに返り咲くことになります。
大和証券のiDeCoは、競合他社と互角のコスト水準でありながら、大手対面証券ならではの安心感も享受できる点が最大の武器です。
今回の引き下げを機に、各社のiDeCoプラン間の競争が再活性化し、ひいてはiDeCo加入者の増加へと繋がることを期待したいですね。
コメントを表示します