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シンプレクスAMが東証REIT指数連動型ETFを新規設定

シンプレクスのETFのロゴ

EDINETの有価証券届出書によると、シンプレクスAMが2019年7月12日付で、「東証REIT ETF」を新規設定し、2019年7月16日付で東証に上場します。

東証に上場している東証REIT指数連動型ETFは、本ETFを含めると計9銘柄に上りますから、競合商品間でのシェア争いが一層激しくなりそうです。

概要

東証のマーケットニュースによると、本ETFの概要については以下の通りです。

東証REIT ETF(証券コード2555、略称東証REIT-ETF)
ベンチマークは、東証REIT指数です。
信託報酬率(税抜)は、0.245%です。

同社初とも言える「正統派」のETF

同社のシンプレクスのETFシリーズは現在、計16本を擁していますが、そのうち11本はブル・ベア型、残る6本もややマイナーな指数を採用しており、オーソドックスな他社シリーズとは異なる路線を歩んでいます。

一方、本ETFは、知名度も人気も高いオーソドックスな指数に連動する「正統派」のETFであり、同社の運用する他のETFとは趣を異にします。

主な競合商品との比較は、以下の通りです。表内の信託報酬率(%)は、税抜です。

証券コード名称信託報酬率
1488ダイワ上場投信-東証REIT指数0.155
1476iシェアーズ・コア Jリート ETF0.160
1398SMAM 東証REIT指数 上場投信0.220
2552上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型(ミニ)0.245
2555東証REIT ETF0.245

今回、競合商品の最も多い東証REIT指数を採用した背景や、特徴のない平凡な信託報酬率を提示するに至った経緯については分かりません。

しかし、同社が今後、本ETFを皮切りに、例えば日経225連動型やTOPIX連動型などのETFを新規設定する可能性が出てきましたし、あるいは何らかの意図や暗示が込められているのかもしれません。

本ETFは、同シリーズの行く末を占う上でも重要な役割を担っているように、私は感じています。

おことわり

有価証券届出書は、金融商品取引法に基づき、有価証券の発行者が内閣総理大臣に提出する書類であり、EDINETは、それら書類を閲覧するための電子開示システムです。

有価証券には、個人投資家が実質的に取引できないものも存在します。また、その旨を有価証券届出書に明記していなかったり、有価証券届出書そのものを取り下げたりする場合があります。

本記事は、有価証券届出書の開示内容に基づき作成しているため、このような事情により、読者の皆様が必ずしも当該有価証券を取引できるとは限らないことを、予めご承知おきください。

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