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ニッセイAMがDC年金向け超低コストインデックスファンドを含む計9本の信託報酬率を引き下げへ

ニッセイAMのロゴのイメージ

ニッセイAMが2019年6月26日付で、同社の確定拠出(DC)年金向けファンド9本について、信託報酬率を引き下げると発表しています。

プレスリリースによると、9本とも2019年10月1日付で引き下げるとしています。

対象ファンド一覧

表内の信託報酬率(%)や引き下げ幅(ポイント)は、すべて税抜です。

名称旧信託報酬率新信託報酬率引き下げ幅
DCニッセイ国内株式インデックス0.1600.140-0.020
DCニッセイ国内債券インデックス0.1800.120-0.060
DCニッセイ日本債券インデックス0.1800.120-0.060
DCニッセイ外国株式インデックス0.1890.140-0.049
DCニッセイ外国債券インデックス0.2100.140-0.070
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)0.1600.140-0.020
DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)0.1800.140-0.040
DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)0.2000.140-0.060
DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)0.2200.140-0.080

<購入・換金手数料なし>シリーズに大幅な遅れを取っていたが

同社の<購入・換金手数料なし>シリーズは、信託報酬率の引き下げに対して意欲的・精力的に取り組んでおり、最近では2019年6月27日付で6ファンドの信託報酬率を引き下げています。

一方、「DCニッセイ外国株式インデックス」など、iDeCoでも多く採用されているDC年金向けについては、2018年1月10日付で2ファンドの信託報酬率を引き下げたのを最後に、動きが止まっていました。

したがって、<購入・換金手数料なし>シリーズに対して相当な後れを取ったものの、今回ようやくDC年金向けの信託報酬率引き下げが実現します。

ただ、マネックス証券のiDeCoなどで採用されている日経225・新興国株式・国内REIT・先進国REITの各インデックスファンドについては対象外であり、こちらは続報に期待したいところです。

肝心の信託報酬率については、先進国株式を除き、両シリーズ横並びとしています。さすがに、同社の看板商品である<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬率0.0999%)と同率とするのは難しかった模様です。

というよりも、実際の運用コストに見合う水準が0.140%であり、看板商品はそこから28.6%引きで販売しているというのが、より現実的な見方なのかもしれません。

ちなみに私は、SBI証券のiDeCoでDCニッセイ外国株式インデックスを保有しているため、この恩恵に浴することができ、実に嬉しい限りです。

同社が投資家に真に寄り添わんとする姿勢には、ただただ頭が下がります。DC年金向けのコスト競争も楽しみですね。

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